今月のまんがくらぶ

まんがくらぶ2009年5月号の感想


『天使の事情』 神仙寺瑛
 草津くんと草津ママが、有馬くんのお宅へ。
 「またまたびっくり」 有馬宅は、お花いっぱいの一戸建て。ティーンエイジャーで、一戸建てがマイホームとは、結構凄い。有馬ママの実家は、華道の家元。お嬢さん育ちが、途中でヤンキー化したわけですね。
 「有馬家の食卓」 食欲魔神の有馬パパを擁しながら、たこ焼き機はミニサイズ。きっと数時間に渡って焼き続け、出来る端から食べていくのでしょう。
 「カルチャーショック」「すっかりとりこに」 珍しくはしゃぐ草津くん。微笑ましいです。


『500円で遊ぼう』 企画ページ
 文字通り、漫画家の先生方が予算500円で遊ぶ企画ページ。パーッと使う先生、ちまちまと使う先生、家族と使う先生、友人と使う先生、ネコと使う先生、一人で使う先生、それぞれに性格が出ますね。
 「オムニバス」 小坂俊史
 取材費500円、4コマ1本の仕事で、取材に8時間以上も費やす小坂先生。実にマメです。そして、お一人様レベルが非常に高いです。
 東京23区内バス乗り放題の旅。「やたらカッコいい銀色に光るバス」は、S-1系「東京→夢の下町」バスですね。写真は↓。バスはカッコいいけれど、名前はダサいですね。



 後ろから



 前から



 丸い窓
 この旅は、『わびれもの』でも読みたかったですね。


『うちは寿』 小池恵子
 「子供の能力」 家族が転んだことに腹を立てる千宏くん。これは、むしろ共感能力が高いからですよ。
 「千宏日記ありがとうの気持ち」 祈る家族。仲がいいです。祈りが届くといいですね。


『店長の憂鬱』 碓井尻尾
 3ヵ月連続ゲスト2回目。
 「勝った」 五度寝するアユカワさん。『ハルコビヨリ』の永井ハルコも、五度寝をしていましたね。話が合うかも。
 「カッパ巻き」 無表情なアオヤギ君がいいです。かっぱっぱ、かっぱっぱ、にーとりー。




 「初耳少女」 「きゅうりでぶった」が最高です。


『せんせいになれません』 小坂俊史
 「風のおくりもの」 春の嵐のなか、道端の羽毛布団で二度寝する小学校教師。シュールです。
 「ヒントなんか与えるかよ」 邪悪な企みには、仕込みの手間暇を惜しまない河田。
 「幸せな時のはずが」 2段オチ。新聞の「ゼリー先生」が面白いです。とんだことで有名人になりました。
 「野球の華」 人生そつなし、公務員人生の山本基輔君も、3コマ目みたいに、自分を変えたいと思っているのか。意外でした。でも、「もういらね」と言われてしまうあたりが、山本君らしいと言えばらしいのかな。かわいそうだけれど。
 「信者ゼロの困りもの」 1コマ目は、沢口の喫茶店ですね。河田はコーヒー、池田は水。スピリチュアル保健。なるほど被害甚大です。
 「見てはいけないものを見た」 学割100円は、安いサービスだと思うのですが。珍しく200円もするコーヒーを飲む池田。飲みなれないものを飲むから、口が滑ってしまいました。それにしても沢口スマイル、黒いです。
 「偶然など起こらない」 今回も、無駄な手間は惜しまない河田。3コマ目、よく見ると三択問題、一択問題が混じっています。
 「社会人的大冒険」 クラス担任は、春休みも忙しいのでしょうが、沢口と和泉は、春休み中は、暇だったはず。それなのに、ゴールデンウィーク前に、前倒し旅行とは。さすがです。
 「お前のものが俺のもの」 ジャイアニズム変奏曲。4コマ目、近鉄の帽子は、欲しがる人が多分いるから、高く売れそうな気がします。私もちょっと欲しいです。
 「存在を問え!! 桃山」 1コマ目だけで、1コマ漫画としても成立しています。桃山もゲシュタルト崩壊するんだ。モモはバラ科です。
 「たそがれの7時間目」 少子化を憂う藤田先生。そんなことはどうでもいい河田と池田。藤田先生は教師の鑑ですね。


『手のりおかん』 カツピロ
 「浮気」 藤原紀香の帰国は3月25日。まんがくらぶの発売日は4月4日。締め切りのデッドラインが見えたような気がします。それとも先読みしたのかな。だとしたら凄い。
 「とりあえず」 ずいぶんクラシックなRPG。ずいぶんクラシックなコントローラー。


ひよわーるど』 橘紫夕
 じゃっくが、なっちとトミーの応援に。旗は、なっちとトミーの頭文字ですね。
 弁当の配分は、なっち、自分1個、みやげ2個。トミー、自分1個、じゃっく0.5個、なっちのみやげ1.5個ですね。
 柱に義妹とあるけれど、弟妹の誤植ですかね。


ゆるめいつ』 saxyun
 エイプリルフールと芋ようかん。浪人生にとって、4月1日は特別な日でしょうに、全く気にもかけずに、小学生みたいなことをしています。ある意味パラダイス。


『ノンストップおヨメ道』 柘植文
 川柳修業。施川ユウキ先生の『サナギさん』には、褒め川柳というのがありましたが、こちらは嫁川柳。
 川柳の話なので、文字ばかりになるところを、うまく漫画のネタとして料理していました。さすがです。


エデンの東北』 深谷かほる
 まんがライフオリジナルでは、まだ続くけれども、まんがくらぶでは最終回。
 まんがくらぶでは、『ぼのぼの』に次ぐ長期連載だったと思います。長い間、高品質の漫画を維持してきました。ショートストーリーと4コマの組み合わせの先駆けでもありました。お疲れ様でした。引き続き、まんがライフオリジナルで頑張ってください。
 綾子ちゃん、いい子だなあ。


マーメイドブルース』 小池田マヤ
 意味不明な回。意味不明な4コマも、4コマ漫画のひとつの形なので、これはこれでOKです。雰囲気を楽しむのかな。
 「私を壁にたたきつけ殺したお父さん」でドキッとしました。意味不明だけど。


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