今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2009年5月号の感想。


おうちがいちばん』 秋月りす
 近場で過ごすゴールデンウィーク
 「娘が心配で」 娘が気になって、父親が口出すパターン×2。
 「ひとめで」 画像には画像で。明暗くっきり。
 「することなくて」 写真に撮っている姑さんを思うと、夫婦愛を感じます。


『動物のおしゃべり』 神仙寺瑛
 「え゛―!? 」 ちょっと実話っぽいです。白い犬なら顔認識するのかな。


『クロジとマーブル』 富永ゆかり
 マーブルの食欲表現が面白いです。食欲魔猫。
 「春雨じゃ濡れていこう」と言ったのは、新国劇月形半平太ですね。16回も映画化されているそうです。


『ご契約ください!』 東屋めめ
 吉田vs黒木のバトル勃発。吉田相手に一歩も引かない黒木さんが、すごいです。でも、こんな展開になってしまって、次回からどうなるんだろう?


『晴れのちシンデレラ』 宮成楽
 もやし栽培。みどりのゆびと聞いて思い出すのは↓。児童文学の名作です。


みどりのゆび (岩波少年文庫)

みどりのゆび (岩波少年文庫)


『ふたごもんじゃ』 矢直ちなみ
 3ヵ月連続ゲスト最終回。
 「ポジ・ネガ?」 考えすぎて香乃ちゃんが泣いてしまった時に、笑いとばしてくれるクニちゃんは、ありがたい存在ですね。


『店長の憂鬱』 碓井尻尾
 タイトルバック:どうしても目が一点にいってしまいます。


『奥様うでまくりっ』 野中のばら
 「ダンナの若いころ」 あのダンナに、こんな過去が! 意外です。
 「不意打ち」 ボンボンカレーのポーク君とビーフ君か。ネーミングセンスはそこそこです。大塚食品からクレームが来そうですが。
 「再会のヨロコビ?」 街中で、ポーク!ビーフ!と呼び合うのは恥ずかしいです。周りの人は、どう思ったんでしょうか。


『しょっぴんブギ』 佐藤両々
 仲良くケンカする馬場さんと定もっちゃん。見守る栗栖さん。いい構図です。
 「金太郎飴」 長い金太郎飴をポキリと折るところは、つげ義春先生の『ねじ式』を思い出します。達者でなあ。


『ういういdays』 犬上すくね
 竹田母「いやらしい子だね。」


『がんばる父さん』 田中しょう
 ハナクソ、ウンコ、セクハラ、ゴキブリ、もう少し不快でないネタを使ってほしいです。


『中央モノローグ線』 小坂俊史
 今回のタイトルは、語尾が「さ」で統一されています。
 「中野の人恋しさ」 修羅場のなのかさん。会話分を摂って、カロリーを摂らずですか。達人の域ですね。
 「高円寺の人恋しさ」 19時上がりで飲みに行って、いつでも一緒に騒げる相手がいるというのも、高円寺らしいですね。バイトに支払うはずだった出費を使って、早く閉めて飲みに行っているわけですか。1コマ目と3コマ目、3コマ目と4コマ目が、それぞれシンクロして美しいです。
 「荻窪のいさぎよさ」 荻窪は、古くからのラーメン店が多くて、おおざっぱに「荻窪ラーメン」と括られてしまうから、新規のラーメン店が目立ちにくいですからね。荻窪で、あえて「荻窪ラーメン」以外で勝負するというのも、なかなか難しいでしょうし。
 「武蔵境のわからなさ」 キョウコちゃん高校生編スタート。がんばって。
 「三鷹のうしろめたさ」 現役大学生がリアルタイムで見たジブリ作品というと、やっぱり『もののけ姫』以後になるのかな。トトロ放映のころに生まれてますもんね。
 「中野のそっけなさ」 1本目の状態から、仕事に一段落ついたんでしょうか。気持ちはよく分かります。
 「高円寺のうらやましさ」 小売店主のライブ感も、なかなかなものだと思いますが。
 「阿佐ヶ谷の懐の深さ」 OLの制服で金魚釣り。なんだかシュール。阿佐ヶ谷の釣り堀は、寿々木園ですね。
 「西荻窪の古めかしさ」 3コマ目、4コマ目、懐かしく心休まる風景。
 「吉祥寺のゆずれなさ」 彼氏との別離後、全力で縄張りの保全をする祥子さん。今後、彼氏は、吉祥寺に近寄れないですね。
 「中央線のもどかしさ」 電車内での電子メールの量とスピードは、電車自体のそれを軽く凌駕する。なるほど。


『野性のじかん』 カラスヤサトシ
 いつもながら、4色カラーは必要ないなと思います。ずっと青い服を着ているのも、どうなんだろう。


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