今月のまんがくらぶ


まんがくらぶ2008年6月号の感想


『有閑みわさん』 たかの宗美
 有能な主婦は、5月までコタツを出したままにしないと思います。
 変態とダンナ様の顔の区別がつきません。
 ダンナ様は、夜寝るときは、眼鏡を外すべきだと思います。


『アパートの部屋貸します』 秋吉由美子
 部屋の交換というネタで、連載を続けていけるのか心配していましたが、どうやら少し変わったご近所付き合いものの漫画として、続いていくようです。さすがはベテラン作家。
 前作『きらびヶ丘お嬢団』とは、現実との乖離の仕方がぜんぜん違うのも面白いですね。


『つがいもの』 古川紀子
 ややサイレント風味の夫婦漫画。台詞が少ない分、妻の言葉がビシッと響きます。「端まで塗ってくれるか」、なんと漢らしい。


『手乗りおかん』 カツピロ
 「脳トレ」 DSの脳トレの入力は、タッチペンが中心だから、より筋トレになりそうです。
 「結局」 体の大きさと同じぐらいのケーキが食べられれば、十分に幸せだと思います。


『お一人様二つまで』 内田春菊
 なんというか残酷なタイトルですよね。
 相変わらずの出口の見えない堂々巡り漫画。読み続けるのがストレスになります。


『せんせいになれません』 小坂俊史
 「教育に悪い存在」 パッケージは捨てるけど、中身はとっておくんだな。
 「すてきな水曜日」 不機嫌な和泉先生は、レアですね。
 「虫よけ効果」 池田のおかげで、みんなが良い教師に。あと、4コマ目、河田の右腕はトーンの張り忘れですかね。
 「倒れるほどにつまらない」 校長は立って話をしてるのに、審査員が座っているのが笑えます。池田の態度悪し。
 「セルフってことか」 家庭訪問(グルメツアー)ですか。池田らしい。主役の吉川さんがキュート。誘いを断れない性格の吉川さんも、池田には容赦しません。
 「少年よ夢を持て」 下克上システムは河田にメリットがあるのだろうか。手軽に勝利者気分を味わえるのかも知れませんが。
 「ウチの担任超ウケる」 「担任ウザい」が禁句にされてしまっていますから、ジレンマですよね。ブログをやってることをまわりに知られると、いろいろ差しさわりがあるものです。
 「みやげばなし」 どんな危険地帯に行ったんだ?
 「かわいそうなうたうたい」 でも人情には厚いところみたい。白衣を着ていない私服姿の和泉先生もレアですね。
 「何の力なんだ!!桃山」 手品だったら、参考文献『親子で遊ぶ!科学手品』がありますよ。小坂俊史先生のイラストです。
 「ウォーキング後の酒うめえ」 文通をしているとは、沼倉君にも社交的なところがあったんですね。安心しました。


『おのぼり物語』 カラスヤサトシ
 父の死。ペンネームの由来。親が死んでも漫画を描かなければならない。漫画家はつらいですね。
 小坂俊史先生も、漫画家になってから、父親が急死したのですが、父親の死去の直後に描かれたとおぼしき作品があります。
 『ひがわり娘』1巻所収の「号泣ササキさん」が、それです。プロだから、親が死んでも原稿は描かなければなりません。でもササキさんたちは泣いています。そう思ってタイトルバックを見ていると、じんと来るものがあります。


『母と子の想い出4コマ』
 「これ何味かわからんな でもまずそうなのはわかる!! そうだ母さんに食わせよ」
 小坂少年は非道です。


『天使の事情』 神仙寺瑛
 「タイチのオカン」 ということは、タイチの祖母さん達は、お隣同士なのですね。それは里帰りしたら大変だわ。
 「テレるじゃないでスか」 いい話ですね。


『新自虐の詩』 業田良家
 どう決着が付くのか読めません。この作品の評価は、決着がつくまで保留とさせていただきます。


『次号予告』 次号は増ページで370円か。このところ雑誌が高いなあ。