今月のまんがくらぶオリジナル


まんがくらぶオリジナル2008年5月号の感想


けものとチャット』 みずしな孝之
 ネタ切れしたので、新キャラ投入ですか。逆転裁判風に言うならば、「悪あがきするが、効果はウスい」といったところでしょうか。


『こうかふこうか』 佐藤両々
 花粉症の話。「むくむ」を「浮腫む」と書くと、なんだかすごく体に悪そう。


『Good Morning ティーチャー』 重野なおき
 ボーイッシュな女性に、ワンピースを着せるのは、ピンポイントな萌えツボです。サイダースファンクラブのむつきとか。


『私こうして漫画家デビューしました♪』
 企画ページ。本当に漫画家になったきっかけは様々です。佐藤両々先生、こいずみまり先生、胡桃ちの先生のエピソードが、業界の内幕が分かって面白かったです。あと、うれしさのあまり、おちつきのない小坂俊史先生に萌えました。


やまいだれ』 小坂俊史
 今回は粒ぞろいですね。バラエティーに富んで面白い。早く単行本で読みたいです。
 「度を越して普通」 確かに微妙に頭がとがっている。
 「闘病すること25年」 高度な2段オチ。
 「さてはさっきのコーヒーに」 今回のベスト。切れ味抜群です。
 「色白なきみ」 4色カラーで見たかったネタです。よりシュールになったでしょう。
 「おそろしい子」 一番笑いました。不自然な部分は多いのですが、オチの強烈さが、すべてを吹き飛ばしています。アラがあるけど素晴らしい。こういう作品は推理小説の分野でもあります。
 「読みつ読まれつ」 流しのナースは、ネタ的にだんだん苦しくなってきている気がします。がんばってください。


『ナギーにおまかせ』 山野りんりん
 次回最終回。ご苦労様でした。最終回の落としどころが読めません。


『実写版クロジとマーブル』 富永ゆかり
 ぬいぐるみの出来が尋常じゃありません。サイン会でのプレゼントのようですが、ファンってすごいなあ。見習わなくては。


『しあわせの種』 海月志穂子
 今回は、ありがちだけど、いい話。安心しました。


『ほんわかぱっぱ』 古川紀子
 五穀米、十穀米を、「鳥のエサみたい」は、言いえて妙です。


シュレディンガーの妻は元気か』 中島沙帆子
 メタミドホスは、日本で一度も農薬登録されていないのか。
 私のお腹の前で泣かないでください…2ちゃんねるで流行ったようです。歌詞については、いくつかのバージョンがあるらしいです。


『もしもしぐま』 梶原あや
 「あったまった」 衝撃のグロ映像。コンビニ強盗が成功しても、得られる金はせいぜい数万円。拳銃を売却したほうが儲かると思います。


『東京眼鏡』 あらい・まりこ
 ライオリでは連載続行ですが、くらオリでは最終回。タイトルバックの桜の絵、魂がこもっています。あらい・まりこ先生の新作に期待したいと思います。まんがライフセレクションで、以前連載していた『有栖川の生活』が好きでした。


『いぬ会社』 そにしけんじ
 サラリーマン漫画として期待していたのですが、犬漫画の方向にシフトしたようです。それもまたよし、といったところでしょうか。


『エコエコパンドラ』 山田玲司
 本編中では、車の使用を3回に1回減らすと言っておいて、最終ページでは、車の使用を1/3にすると言っています。本編中が正だと思いますが、あまりにもいいかげんです。作者も編集者も、ろくにチェックをしていないとしか思えません。


『次号予告』
 サボテンキャンパスの再録本はいらないなあ。400円は高いです。
 『世話焼き娘の083』が新連載。橘紫夕先生がゲスト。橘先生は、『となりのなにげさん』の作者ですね。期待しています。


『さかな&ねこ』 森井ケンシロウ
 「つり」 魚を釣る魚って、ちょっとシュールです。