今月のまんがライフMOMO
まんがライフMOMO 2013年5月号の感想
『お姉ちゃんが来た』 安西理晃
このパティシエには、お姉ちゃんでなくても直撃されます。いい弟や。
『青春甘辛煮』 碓井尻尾
「剣道マンガみたい」 剣道マンガです。
「感慨深い」 どSの容赦なさ。
「イラッ」 さらなる刺激を求めて突っかかる真面目などM。ど変態。
「オチ要員」 完全に忘れ去られないで良かった。山南さんにも読者にも。
『崖っぷち天使マジカルハンナちゃん』 佐藤両々
なんというか、同僚には恵まれているんですよね。その辺は帆南さんの人徳なのでしょう。状況が複雑すぎるだけで。
『わびれものゴージャス』 小坂俊史
作者待望(!)の最終回。
柱コメントの「この連載が終わって暇ができたら旅に出ようと思います」が、作者の漂泊の魂をよく現しているように思います。
強風で船便が欠航し、最終回も波照間島から。原野マニアの血が騒ぐ。道北と波照間、そしてまんがくらぶの柱ではカラフトと、辺境や端っこに惹かれる小坂先生。南の果ての原野、贅沢です。いつか見てみたいですね。
そして、またもや墓。キリスト、モーゼ、小野小町、島の先人たち。
空想的な死に場所を求めて、旅に出たわびれもの。でも、小坂先生が遠野に移住したのは、生活する場所を探したから。生活する場所、死ぬ場所の双方を探すシミュレーションとして、人は旅に出るのかもしれません。
お疲れ様でした(本当に)。でも、またいつか続きが読めるような気もしています。