まんがライフ2017年5月号

まんがライフ2017年5月号の感想

『動物のおしゃべり』 神仙寺瑛

 「頑丈な棚をお持ちで…」の4コマ目と「GOアンドGO」の2コマ目での、目の表情のコントラスト。前者の桜は散っており、後者の桜は舞っている。そして、少しだけ浮かぶ水玉。

ラーメン大好き小泉さん』 鳴見なる

 まる豊さんは和歌山ラーメンのお店です。和歌山にあります。和歌山は大阪から1時間半です。弾丸ツアーです。

『めんつゆひとり飯』 瀬戸口みづき

 モスバーガーに例えると、海老カツバーガー、テリヤキチキンバーガー、ロースカツバーガー。


『紡木さん家の場合』 碓井尻尾

 「2対1」 「菊池さん、まだいたのか」と思いましたが、彼女は、彼岸の非常識と、此岸の常識とを隔てる障壁なのでした。

『お姉ちゃんがきた』 安西理晃

 佐藤両々先生一家を、ちょっと思い出したり。

『白衣さんとロボ』 柴

 p125 4コマ漫画雑誌の相似性の分析は、後日やってみようかと思っています。もし面白い結果が出たら公表しますね。
 p126右 「いまなんて言いました!? 」の解が、きちんと二つある周到さ。
 p127右 3コマ目の長閑な風景で、アンテナのみの構図を一度見せているため、129ページ左の2コマ目では、意識が構図に向かわず、場の空気が印象に残ります。
 p128右 高度な科学技術で、マシン油と見分けがつかない。
 p128左 ロボは経営者。
 p129右 白衣さんは君主。
 p130右 仏壇に供え物をして、線香をあげるのは、科学とか宗教とかには、あまり関係がない。死後に供養をしてもらえると思うと、死の恐怖が若干やわらぐタイプの人に向けた、いわばデモンストレーション。そういう人に見られていなくても、彼岸にぼたもちを供えるのは、定期訓練ですね。
 p130左 この台詞を『太陽の牙ダグラム』で覚えた世代。

『だってヤンママ』 すみれいこ

 最終回。
 23年も続いているのに、軽快さと初々しさを失わずにいたのは、すごいことです。さすがに髪型には時代を感じますが。