まんがタイムオリジナル2016年2月号

まんがタイムオリジナル2016年2月号の感想
http://www.manga-time.com/link/data/magazine_09.html

らいか・デイズ』 むんこ

 タイトルバックが、ファミレス漫画とは思えないかっこよさ。

『ぎんぶら』 安堂友子

 「かまたま」 小学生とかに流行りそうなタイトル。マッシュラッシュのカマキリの卵は、ひとかたまりから一匹。地球みたいに、ウジャウジャではない模様。もしウジャウジャだったら、宇宙船に持ち出すと、大変なことになっていたでしょう。
 「繊細な想像してた」 これまで、リュートフをたくさん画面に出しておきながら、スケール不明の宇宙生物との対比のみで、大きさを明示してこなかったというテクニック。

『おかん』 小坂俊史

 「5分も粘ったのに」 1コマ目の「凶」のおみくじ、書いた人がノリノリだったのが伝わってきます。「巫女さんから抜けません」で不埒な妄想を。
 「言い訳できない」 運も悪いが、往生際も悪い。
 「体に現れる」 コメ様のお告げ。
 「相対的不幸」 ドラクエ3の「あそびにん」のような運の良さ。今年は賢者に転職してしまったか。
 「自信喪失」 2コマ目の「この先上がるしかない」が、地味ながらしっかりとした伏線に。
 「拡散」 お福分けならぬ、凶事分け。
 「不幸自慢のはじまり」 3コマ目の虚無に満ちた闘志。不毛な争いを覚悟した顔。
 「ネガ全開」 上には劣等感、同類には優越感。いや、同類なのですが…。
 「凶女」 諸星大二郎先生の小説集『キョウコのキョウは恐怖の恐』を思い出しました。『キョウコのキョウは凶暴の凶』。
 「はしゃぎまくりの1年」 そろそろ「凶」がゲシュタルト崩壊をしてくるころ。「なんとなくわかる」が伏線になって、「容易に想像できる!!」が生きる仕掛け。
 「来年までにできるのか」 『月刊フリップ編集日誌』の松戸博士ではないのか。弟子筋かな。