まんがくらぶ2014年4月号

まんがくらぶ2014年4月号の感想
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat01/5667/

『有閑みわさん』 たかの宗美

 サーキュレーターを花粉除けにするためには、高性能の吸込口フィルターが必要。

『父とヒゲゴリラと私』 小池定路

 「現実にいる人?」と聞いているみちるの口が、四角いのがかわいい。
 「実は…」とか言っている総一が、みちるの耳をふさいでいるのがかわいい。

100万ボルトの彼女』 楯山ヒロコ

 静電気とは、たぶん「静電気よりよほど恐ろしいもの」=「若さ」に似た何かのメタファー。未熟さだとか、個性だとか。

『月嶋文弥の生態』 蒼木雅彦

 読み切り8ページに、思いついた何もかもを詰め込んでしまうのは、プロっぽくない。ただ、プロっぽくはなくても、嫌いにはなれない。

ひよわーるど』 橘紫夕

 後輩が先輩に「ごめんね」と言える王子キャラ。

『なぎさ食堂』 藤沢カミヤ

 とびっことトビウオでも親子丼。と思ったら、すでに種子島にあった。こちら。

『せんせいになれません』 小坂俊史

 「変わらぬ朝の風景」 1コマ目の「今日も元気ねー」が効いている。
 「管理社会の中で」 一応低学年向けにルビはふってあるものの、砂場で遊ぶ年齢の子供たちに、1mのおとし穴はシビアすぎる。
 「ナチュラルいずみちゃん」 1コマ目の「ナチュラル」が、4コマ目の「自然」に回収される。
 「おだてれば木に登る」 気を遣って子供がフォローしてあげたら、暴走してしまう困った大人。4コマ目の河田も、何を言うべきか困っている。
 「3000円になります」 わんこコーヒーの器に使っているのは、わんこそばに敬意を示して、そば猪口かな。家庭科室ならば、器の数だけは心配ない。1杯150mLだと3Lか。
 「やさしい僕が」 おもてうらのない少年と、おもてうらのある教師。
 「かまっていずみちゃん」 単行本読者じゃないとわからないよね。
 「それあかんやつや!桃山」 バールのようなものを持った小学生のようなもの。
 「全国大会切符」 「7人まで減った」をハンドボールの伏線に。マイナー球技のルールにも精通。


【宣伝】 『せんせいになれません』に登場する生徒たちの登場回数を数えた記事がこちらにありますので、よろしかったらご覧ください。

森田さんは無口』 佐野妙

 裸は出ないが、エロ漫画。

『ゆにいる』 渡邉

 裸は出るが、非エロ漫画。

ゆるめいつ』 saxyun

 「同類」 突っ込みどころが多すぎて、5人囃子が4人しかいないことはスルー。楽器構成もスルー。

『僕たちはゆっくり歩む』 奥はるか

 2本目の4コマ目。1つのコマに同一キャラが3匹重なる間接話法。

『をことごと』 オトウフ

 8×4−1=31という31コマダイアリー漫画の発明。2月でも4月でも成立しなかった。
 メジャーな読みで難読苗字。

『おじいぽんとわたし』 橘りた

 雑誌後半、ここからの4作品は、動物がしゃべる漫画のつるべ打ち。