まんがタイムオリジナル2014年12月号
まんがタイムオリジナル2014年12月号の感想
『ラディカル・ホスピタル』 ひらのあゆ
「対策」 エスパー榊。
「すでに女心」 1コマ目、端のほうでガイコツくんがじっと見ている。3コマ目のとき、どんな恐ろしい目つきをしたことだろう。
『小森さんは断れない!』 クール教信者
「中学生までの人生では、実績なんて無くて当たり前。その後の人生をどう過ごすかのほうが、もっと大事なこと。」と高校側も考えていると思います。
『みつめるっ!上野さん』 中邑天
44ページ、歌舞伎の開演後なので、誰もしゃべらないが、心の声は雄弁。
『放課後すずなり倶楽部!』 みなづき忍
サークルの友達に一生懸命伝えたことで、クラスメイトたちにも気持ちが伝わる。
『春雨平安日記』 松阪
「方向感覚を養う」 当時の平安京にいたら、周りの山のかたちで方向が分かりそうな気がします。
『たよスポ』 王嶋環
小坂俊史先生が、『ラジ娘のひみつ』のあいりの髪型は、収録ブース内の後ろ姿でもキャラが判別できるようにポニーテールにしたとツイートされていましたが、たよりのリボンも、記者団の中でも存在を示すための目印なのでしょうね
『おかん』 小坂俊史
「ラクかと思って」 読者がラクして読むためには、作者の努力が必要だし、読者が努力して読むためにも、作者の努力が必要です。それでも一応、小説を書くにあたっては、国語辞典は用意するおかん。
「柴 良太郎さん」 柴さん、コミティアで売れ。人をおだてて木に登る。
「なんという甘い世界」 賞金500万円はすごいような気もするけど、作家専業になって仕事が来なかったら、2年で食いつぶすんだから、自由業の不安定さを補う額としては、それほど高くもないなあ。
「エンディングは突然に」 日本を舞台にしたスパイ小説には、柳広司の『ジョーカー・ゲーム』シリーズ(傑作!)がありますが、舞台は戦前。現代日本を舞台にしたスパイ小説って、結構難易度が高そうな気がします。スパイを探す方ならともかく、国家機密を探るスパイが主人公だと特に。
「駄作スパイラル」 4コマ全部に「ダメ」という言葉をちりばめつつ、4コマ目の「ダメ」のボケに「ダメ」でつっこむ。
「スパイのんきだな」 プロの書いた長編小説でも、「ここ、取材旅行の紀行文になってる」と感じることがあります。
「カプセル使わないんだ」 ハードボイルド→ラノベ。素人考えですが、毒薬として渡されていたカプセルが、実は名探偵コナン的なアレで…、というほうが若干スムーズにつながったような気がします。(名探偵コナンに気が付くまでは、ふしぎなメルモのキャンディ的な、と書こうと思っていた。)
「大物新人(未満)」 多分、編集部に電話すると、締め切りを1年延ばしてもらえると思います。
「胆の力」 3コマ目までだと、凡庸ないい話。
「あんただけずるい」 3人が会話するだけの作品だけど、カメラワークはダイナミック。
「4日でやめました」 芋粥、銀の匙、小僧の神様にはかなわない。4日続いただけでもえらい。模写じゃない自分の漫画を描こうとすると、どんな絵柄にしたらいいのか見当もつかず、ひたすら途方に暮れます。
『どす恋!りきしー女』 銅代きいろ
服を着てまわしを巻いている時点で、おそらく九分九厘ばれている。
『ゆらゆら薬局プラリネ』 松田円
「あーん」 「トマトのどあめ」は売れないと思います。
『電車のお姫様。』 永吉たける
この物語、どうなったらハッピーエンドで、どうなったらバッドエンドなのか、よく分からなくなってきました。
『ぎんぶら』 安堂友子
「地球人的に」 猛毒をもつザクロって、食用にどうなの?と思いましたが、考えてみれば、ハブも食用になるんでした。