今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2010年2月号の感想


『ちいちゃんのおしながき』 大井昌和
 1月11日発売の『まんがライフオリジナル』でバレンタインネタをやり、1月19日発売の『まんがくらぶオリジナル』で節分ネタをやるという時間軸のねじれが、ちょっとだけ面白かったです。
 チョコは、ぐつぐつさせてはダメ。


『ご契約ください!』 東屋めめ
 若槻さんのサーバールーム丸洗いには、血が凍りますね。ソフト面でも、ハード面でも、ダメージが凄そうで。


『ばつ×いち』 おーはしるい
 「世界の中心で」 ああ「たすけてくださああーい」か。


『店長の憂鬱』 碓井尻尾
 この若さと、チャラい性格で、回転寿司チェーンの社長か。逆に只者じゃない感じがします。


『しょっぴんブギ』 佐藤両々
 「フツーの」 登場機会が増えてきた針井くん、報われない系キャラが固まりつつあります。
 「その日は!!」 さりげなくバレンタインは日曜日ネタ。郁ちゃんは、久しぶりの登場ですね。いいキャラなので、もっと活躍してほしいです。
 「いつもの様に呟く」 1コマ目の花束が、悦二君の気合を示しています。twitterネタが、誤植で…。何をしょんなら。


『パパLv1』 小笠原朋子
 「危険な片思い」 1コマ目の夫婦のじゃれ合いが微笑ましいです。あまりそういうことをしそうに見えないだけに。


『東京眼鏡』 あらい・まりこ
 バレンタインで、ちょっと古風な青春群像。「金城の話し相手」の友美ちゃんが、実にかわいいです。


『マジギリ』 chie
 薄っぺらい恋愛至上主義


『野性のじかん』 カラスヤサトシ
 サイコロを2つ振って、半が60%出るというのは、けっこうすごい確率ですね。というのも、単純に、1個のサイコロで、偶数または奇数の出る確率を60%にするのとは違うから。単に、それぞれのサイコロの偶数または奇数の確率を60%にしただけだと、半の出る確率は、0.6×0.6+0.4×0.4=0.52で52%にしかなりません。半が出る確率を60%にするためには、それぞれのサイコロの偶数奇数の確率を、72%にしなくてはならないのです(0.72×0.72+0.28×0.28≒0.60)。かなりの細工ということになります。
 そう考えると、サイコロを2つ振るというのは、イカサマ防止のためには、よいアイデアなんですね。例えば、1つのサイコロの出目を完全にコントロールできても、もう1つのサイコロがランダムだと、丁半は50%。丁半に影響を与えるためには、両方のサイコロに細工することが必須となります。


『とーこん家族』 よしもとあきこ
 父母の若い頃とか、髪をおろした美紀ちゃんとか、なかなか貴重なものが見られた回でした。


『遠野モノがたり』 小坂俊史
 「歩いて15分」 徒歩圏にホームセンターがあって、まだ良かったとも言えますね。荷物を持っての15分は、ちょっと遠いですが。ホームセンターって、ライフラインに近い存在ですから。
 「一喜できない」 丸井の閉店はあったけど、中野は、まだ新陳代謝が機能している街ですね。ちょっと郊外や地方へ行くと、街は衰退していく一方だったりしますので。久しぶりに訪れた街が、見る影もなく衰退しているのを見ると、それは寂しいものです。
 「家なき子たち」 ネットカフェ、ここ数年行っていないなあ。ネットカフェは、ニーズの移り変わりが早いから、的確に対応していかないと、生き残れないんでしょうね。
 「信頼関係」 実話っぽいですね。小坂先生の髪型の要求に応えられる床屋は限られるでしょうから、やむなしでしょうか。
 「明日は帰ろう」 旅先での閉店時間は、確かに胸に来るものがあります。それが、今まで住んでいた街なら、なおさらなのでしょう。
 「雪景色に思う」 高校生に、雪景色のような将来像しか見せられない現状は、心苦しいですね。高校の先生が、「雪は溶ける」と言いたい気持ちは、とてもよく分かります。
 「観光都市の実力」 まるまつのホームページはこちら。 ランチメニューのどんぶりは、399円。極めてリーズナブル。
 「和の光景」 遠野の観光地は、けっこうwikipediaに記事がありますね。卯子酉様についての記事はこちら。 『遠野モノがたり』の単行本が出たら、本を片手に遠野巡りをしてみたいものです。
 「疫病神と呼ばれてもかまわない」 ミステリファンなので、「見えない人」の仕組みには興味があります。座敷童子は見えないけれど、座敷童子がもたらす物理現象は、住人に影響するんですね。物理的に「いる」んだけど、視覚的に「見えない」存在なわけか。「見えない」というか、「見えても認識できない」のかな。なかなか面白いです。だから、同じコタツにあたったりとか、大胆な行動ができるわけか。
 「冬の扉」 これが、近所付き合いの始まりになるといいですね。漫画のネタ的にも、小坂先生の私生活的にも。


『わたしのハテナちゃん』 柘植文
 柘植先生、味の濃い薄いだけで、うまさを評価してませんか? 吉野家松屋すき家の牛丼を比べたら、普通に吉野家がうまいと思いますが。
 個人的に、松屋牛めしは、甘ったるくて下品な味、すき家の牛丼は、チープでまとまりのない味だと思います。