追想五断章
米澤穂信の長編ミステリ。
古本屋に勤める青年が、ある女性の依頼によって、亡き父が書き残した5編の小説を探し求めるという物語。
5編の小説は、リドルストーリー(結末が分からないストーリー)になっており、これらの小説も、作中作として作品に織り込まれています。
小説をめぐる物語ということもあり、雰囲気はとても文学的。物語の謎は、人生の謎につながります。
リドルストーリーというギミックを使って、技巧の限りをつくした作品。地味な第一印象ですが、実は大変にトリッキーな作品です。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/08/26
- メディア: 単行本
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