まんがライフオリジナル2015年10月号

まんがライフオリジナル2015年10月号の感想
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat04/7524/

『きらきらビームプロダクション』 板倉梓

 台詞の標準フォントサイズを小さくすることで、口下手系キャラの表現をするのは、比較的新しい試みなのでは? 言葉で伝えるのは得意ではないけれど、言葉じゃない相手の気持ちは、きちんと理解できる。

『怖いもの見たさ』 仙石寛子

 ホラー映画って、80年代のものという印象が強いです。特撮技術の進化に支えられて発展しましたが、CG化には十分に対応しきれていないような。
 ただし、CGによるホラーは、ホラーゲームとしては、90年代以降に盛んになっていきました。しかし、それもCGの解像度が上がりすぎたことで、やや下火になっていったように思います。
 チャチであってはいけないが、リアルであり過ぎても興ざめする、微妙なバランスで成立するエンターテインメントなのかもしれません。

『中年女子画報』 柘植文

 川越近辺に親戚がいるので、『福蔵』は良く食べています。田舎風のデカい最中ですね。
 最中の餡は、皮を湿気らせないため、保水力の高い水飴でねっとりとしている場合が多く、それを是とするかで、好みが分かれそうです。
 個人的には、近頃、餡子ものを食べると、味覚がゲシュタルト崩壊(?)するようになったのが悩みです。甘みが閾値を超えると、「甘いというのはどういうことか」「いま舌で感じている刺激が甘みなのか」「なぜ人は甘いものなど食べなくてはならないのか」が、いちどきに分からなくなるのです。