まんがくらぶ2015年5月号

まんがくらぶ2015年5月号の感想
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat01/6846/

リコーダーとランドセル』 東屋めめ

 『ちいちゃんのおしながき』とのコラボが出来そう。

『堕天使の事情』 神仙寺瑛

 同じ生け花を見ている二人の女の子、という秀逸なメタファー。

『初心者フレンズ』 しかばねみのり

 噛み合わないコミュニケーションを、4コマ漫画で表現するのは、独自性も高いが、難易度も高い。

『おじいぽんとわたし』 橘りた

 最終回。お隣さんが連れている動物?が気になるところですが、よいこちゃんの視線は、お隣さんのほうに向けられています。お隣さんのほうが、彼女にとって大事な存在になるのでしょうか。

『せんせいになれません』 小坂俊史

 タイトルバック:天使も悪魔も、現金にしか興味がない
 「結果的に予告通り」 疾走するテロリスト。爆弾教師。
 「まあチョロいこと」 「人生は何かを知る人」を探す旅に出る田辺くんの素直さが心配ですが、よりによって河田に人生を相談しようとした素直さのほうが、もっと心配。さらに言えば、小学6年生にして「人生とは何か」に悩んでしまう真面目さも心配。
 「想定外につき」 二択問題につまづくと、逃避へと走る教師。
 「天使の少ない脳内」 100円玉の偽物1個で3日間悩み続けられる、抜群のコストパフォーマンス。何のパフォーマンスかは、よく分かりませんが。
 「どこで使うんだよ」 コツコツと積み上げたものが、何の役にも立たないこともある、という人生教育。
 「ワンランク上だ!桃山」 「落書き=金にならない作品」と考えると、なかなかにシビア。落語『浜野矩随』的な。
 「そうだよそんなヤツだよ」 壁を隔てて通じ合う師弟。河田も相当なものだが、生徒をトリックにかける和泉も非道。

ひよわーるど』 橘紫夕

 モノノケ市的なイベント。モノノケ市では、橘紫夕先生は、タイトルバックにある二口女のコスプレなどをされています。
 妙に妖怪に詳しいケイちゃんが伏線。

『愛のたたき売り物産展』 胡桃ちの

 「重量オーバー」 肩掛けカバンは3年もたないですね。摩耗で金具が破断したりするので。