まんがくらぶ2015年5月号
まんがくらぶ2015年5月号の感想
『リコーダーとランドセル』 東屋めめ
『ちいちゃんのおしながき』とのコラボが出来そう。
『堕天使の事情』 神仙寺瑛
同じ生け花を見ている二人の女の子、という秀逸なメタファー。
『初心者フレンズ』 しかばねみのり
噛み合わないコミュニケーションを、4コマ漫画で表現するのは、独自性も高いが、難易度も高い。
『おじいぽんとわたし』 橘りた
最終回。お隣さんが連れている動物?が気になるところですが、よいこちゃんの視線は、お隣さんのほうに向けられています。お隣さんのほうが、彼女にとって大事な存在になるのでしょうか。
『せんせいになれません』 小坂俊史
タイトルバック:天使も悪魔も、現金にしか興味がない
「結果的に予告通り」 疾走するテロリスト。爆弾教師。
「まあチョロいこと」 「人生は何かを知る人」を探す旅に出る田辺くんの素直さが心配ですが、よりによって河田に人生を相談しようとした素直さのほうが、もっと心配。さらに言えば、小学6年生にして「人生とは何か」に悩んでしまう真面目さも心配。
「想定外につき」 二択問題につまづくと、逃避へと走る教師。
「天使の少ない脳内」 100円玉の偽物1個で3日間悩み続けられる、抜群のコストパフォーマンス。何のパフォーマンスかは、よく分かりませんが。
「どこで使うんだよ」 コツコツと積み上げたものが、何の役にも立たないこともある、という人生教育。
「ワンランク上だ!桃山」 「落書き=金にならない作品」と考えると、なかなかにシビア。落語『浜野矩随』的な。
「そうだよそんなヤツだよ」 壁を隔てて通じ合う師弟。河田も相当なものだが、生徒をトリックにかける和泉も非道。
『愛のたたき売り物産展』 胡桃ちの
「重量オーバー」 肩掛けカバンは3年もたないですね。摩耗で金具が破断したりするので。