まんがライフ2014年12月号

まんがライフ2014年12月号の感想

『紡木さん家の場合』 碓井尻尾

 1人が結ちゃんの隣に座り、もう1人が菊池さんの隣に座れば、みんなハッピーなのに、男2人が並んで座り、窓際を巡って血みどろの争いをする不毛。

『やわいカフェ』 三輪すもり

 宅配便の苗代さんが、女のようにも男のようにも見えます。もし女だったら、ほのぼのとした仲良し漫画、もし男だったら、これだけ懐に入りながら恋愛方面を意識しない朴念仁漫画、というように味わいが変化します。

『ななこまっしぐら』 小池恵子

 万歩計で重要なのは防水機能。ポケットにいれたまま洗濯してしまうことがあるので。さすがに洗濯しても大丈夫という表示はしていませんが、最近の製品は、洗濯しても生き残る確率が高くなっています。

『ラジ娘のニュース』 小坂俊史

 まんがくらぶオリジナル休刊の影響で最終回。10月9日のノーベル文学賞発表前に描きあげた作品なので、村上春樹が受賞していたら、ドタンバで差し替えになっていたところ。良かった。締め切り直前にバタバタする編集者はいなかったんだね。