今月のまんがライフMOMO

まんがライフMOMO 2013年4月号の感想


http://4koma.takeshobo.co.jp/cat05/4527/


『ポヨポヨ観察日記』 樹るう
 しっかりとした勤労高校生たち。自分が高校生のころは、こんなに自立できていなかったなあ。
 マキちゃんの涙は、やさしい英くんへのうれし涙でもあったのでしょう。


『晴れのちシンデレラ』 宮成樂
 春姫様にロッテリアタワーチーズバーガー(10段)を見せたい。


『ちとせげっちゅ!!』 真島悦也
 連載10年、普通に歳をとっていれば、もう20歳すぎなのですね。磯野時空でなかったら、お兄ちゃんとも結婚できる歳なのに。


『青春甘辛煮』 碓井尻尾
 永倉のテレパシー。碓井先生のキャラはニュータイプかと思えるほどにテレパシーが使えます。
 超高校級どSと超高校級どM。青春剣道漫画がなぜかSM漫画に。


『我々は宇宙人だ』 日辻ハコ
 宇宙人の3人姉妹のほかは、地球人はモブだけ。ゲストなので、それに加えて地球人のレギュラーも出すとうるさくなってしまいますが、なんというか、この人たち本当に地球人に興味があるの?とも思えてしまいます。


『崖っぷち天使マジカルハンナちゃん』 佐藤両々
 「30分」 怪盗シャドウ。肉弾戦を得意とする魔女っ娘において、身体能力の高いこのキャラは使いでがあるかも。
 「一瞬真っ暗」 現代における密室トリック。現代の犯罪者にとって、防犯カメラとの戦いが最もシビアなハードルとなるだけに、怪盗においてはその検知能力は不可欠。


お姉ちゃんが来た』 安西理晃
 4コマトークで天津向さんも言ってましたけど、これだけ弟に執着していながら、邪心を感じさせない清潔さはすごい。


『ちゃちゃ入れ系JK』 七花
 ゲスト。4コマに詰め込んでいる情報量の多さは特筆すべき。ふつうこれだけの内容を4コマ1本に入れようとは考えないです。


『イヴ愛してる』 伊藤黒介
 悪魔が人間に干渉することを主眼としてきた物語のなかで「悪魔が人間に干渉しちゃいけないルール」があまり説得力を持たないような。


『わびれものゴージャス』 小坂俊史
 日本最南端の波照間島へ。2コマ目の飛行機に、なぜか小坂のガンダムの面影が。メカに独特の味。小坂の飛行機。
 前作『わびれもの』最終回でも編集から提案され、スケジュールが厳しすぎるとボツになった企画が、『わびれものゴージャス』で満を持して登場。
 沖縄本島の『めんそーれ』、石垣島の『おーりとーり』、波照間島の『んぎしたおーりょー』は、いずれも『いらっしゃいませ』の意味。那覇空港での背景に『めんそーれ』ののぼりをさりげなく描いておくあたり、伏線の張り方にぬかりはありません。
 周囲15kmの島か。少ない日数で見て回るには、ちょうどいい規模かも。晴れていれば自転車は気持ちいいでしょうね。日焼けもするでしょうが。
 製糖工場が登場しますが、今月号のまんがタイムでも、佐藤両々先生が製糖工場をレポートしていて、シンクロニシティを感じます。ちなみに取材の時期も2月11日前後でほぼ同じ。佐藤両々先生が四国で和三盆工場を見学した次の日ぐらいに、小坂先生が波照間の黒糖工場を眺めています。
 水源は雨水なのかな。効率よく貯め、かつ水質も悪化させないのは大変でしょうね。
 潮風と台風、ガードレールには厳しい土地です。
 波照間の泡盛「泡波」で、綾波の入浴シーンを想像してしまって軽く自己嫌悪。
 そして、今回の取材、現地の人が登場しないんですね。この辺り、次回への布石だったりするのでしょうか。それとも最西端まで行ってしまうのか。次回最終回。