今月のまんがライフMOMO

まんがライフMOMO 2013年2月号の感想


http://4koma.takeshobo.co.jp/cat05/4377/


『先生のお時間』 ももせたまみ
 「舞姫」 なぜ冬に盆踊りなのかは問われないのか。


『ちとせげっちゅ』 真島悦也
 香港映画ネタも若い人には通じなくなってきました。80年代は遠く。


森田さんは無口』 佐野妙
 足裏診断はヤバい。最高ですか〜?
 霊魂を素手で捕まえる花ちゃんもヤバい。


『晴れのちシンデレラ』 宮成楽
 以前はサブリミナルと言えば、1/24秒だったのですが、デジタル化の進展などにより、映画『ホビット』などでは1/48秒の世界に入っているようです。うん、でも春姫なら二度見できる。


『青春甘辛煮』 碓井尻尾
 「※イメージです」 まさか先月の焼き鳥の串がこのように使われるとは!天使をまとめて刺殺するキャラは初めて見ました。
 「何度目だ」 でも、忘れられそう。
 「正体」 快感に震えてやがる、この女。
 「こわい目に遭うよ」 「お嫁にいけない体にされ」てる沖田ちゃんを想像してしまう。


『崖っぷち天使マジカルハンナちゃん』 佐藤両々
 ハンナの二重生活がスタートしました。家族には会社に行くといって家を出て、公園で過ごすリストラサラリーマン的な。ハンシン側にもトウメイ側にも追いつめられるハンナの明日はどっちだ。
 「給料日前」 給料日前の一万円札で人類を滅ぼす魔女っ娘。


『おかたづけマンボ!』 吉田美紀子
 自炊したデータはかさばりませんが、所有者が死んだあとどうなるかが問題。誰もアクセスしない死んだデータになるのか、クラウドのIDとパスワードを遺言するのか、でもその場合には、データ拡散の恐れが。


『わびれものゴージャス』 小坂俊史
 四街道の市役所と四谷の駅と北海道の原野。ゴージャス感のない組み合わせながら、首都圏の市役所への取材から、最果てへの旅に至るまでと、異様に射程の長い構成となっています。2ページ目のゴチャゴチャ感が、後半の展開を生かすのに効果的。
 地番については、なかなか勉強になる知識が得られました。土地への課税が必要だから振った番号で、課税しない土地は放置していたんですね。
 Twitterで存在を知っていた、濃霧にたたられた去年の北海道旅行が、わびれもののネタとして読めたのは収穫でした。小坂先生が車を運転している姿を見るのもひさしぶり。
 スズキ編集長大活躍の回。ネタが地味な時には、虚実にわたって編集キャラを駆使する。レポート漫画の高等テクニックです。