今月のまんがくらぶ

まんがくらぶ2012年8月号の感想


巻頭カレンダー:テーマは夏の食べ物。まなちゃんは鹿児島大学なので、白くまは必須。


『父とヒゲゴリラと私』 小池定路
 1ページ目、すごくかっこいいキャラ「バリカン」が、「背中におできのできた、ぼのぼののお父さん」に見えたのは、私だけではないはず。


100万ボルトの彼女』 楯山ヒロコ
 細部は省略して勢いで描く画風が効果的。風呂の前の除電は裸で!とか、着水時のもう片方の棒の端は?とか、無粋な突っ込みを無効にする意味で。


『天使の事情』 神仙寺瑛
 うん。信じてた。


『ゆあまいん』 むんこ
 「一通にアラズ」 1コマ目がさりげなくセクシー。春姫様なみの瞬間移動能力。きちんとケーキは置いてジャンプするところはなおさら。
 「私は大丈夫」 「厩火事」からのエロ落ち。
 「消えない真実」 イマドキの高校生だったら、エロ物件は自炊してクラウドに保管とかしてそうです。
 「下心アリアリ」 思いやりがあって、気が利いて、ちゃんとスケベで、いい彼氏です。


『ご近所あどべんちゃー』 えのきづ
 ゲスト。前回よりキャラが幼くなって、内容にマッチした感じ。


『父派なわたしじゃいけません?』 渡辺圭祐
 「受験なんて怖くない!」 それは推薦じゃなくて選抜。


『せんせいになれません』 小坂俊史
 「ひどい仕打ち」 久しぶりのサイダースキャラ。くす玉まで手作りして、よい生徒たちですが、好意を踏みにじられるのも社会勉強か。
 「海はこわいねえ」 1コマ目、水中メガネとメガネを同時にかけている池田がシュール。今は違うのかもしれませんが、なぜ学校のプールでは水中メガネをかけさせなかったのでしょうか。水中メガネのあるなしで、水中の視界は全く違います。水泳を趣味としている人で、水中メガネをかけない人はいないでしょう。そのくらいの必須アイテムです。子供も水中メガネをかけさせれば、プール嫌いはかなり減ると思います。
 「骨のあるふたり」 五十嵐、木村は顔からして反骨心がありそう。『せんせいになれません』では初のAKBネタか。単行本1巻のカバー下が、モーニング娘。ネタだったことを懐かしく思い出します。息が長いなあ、せんなれもモー娘も。
 「嗅覚ゼロ」 なんとなく『サークルコレクション』を思い出すネタ。石野さとみと池田では、カネの臭いに対する嗅覚が正反対ですが。
 「奇跡を起こす者」 珍しく真っ当な河田の教育が、思わぬ副作用を生んだ例。
 「あいさつしようね」 正しく子供のケンカ。3コマ目の強いヒキからのセコいオチ。
 「なぜ書いた」 ホットコーラは中国では「熱可楽」といってメジャーな飲み物。生姜を入れるのだとか。紅生姜が嫌いでジンジャーエールが好きな小坂先生は、この飲み物を飲めるのだろうか。
 「6等分だ!! 桃山」 6週間というのが伏線というか、オチへの道筋をつけるのに必然な情報。1週間「その他」は何をする?
 「犇く」 タイトルの読みは「ひしめく」。文字通り傘に犇く四人。


『2コマ堂』
 優秀賞、バベルの塔とは! なんと壮大な。スカイツリーからそこまでジャンプする発想に脱帽です。


『愛のたたき売り物産展』 胡桃ちの
 毫も面白くない。


『白鳥課長の素敵な生活』 神奈川のりこ
 女性の微妙な日焼けを、スクリーントーンで表現する困難さについて。


『美術館のなかのひとたち』 黒田いずま
 物理的にコマの横幅を長く、縦を短くコマ割りしているせいもあるのですが、キャラの頭の上に空間がない構図が多く、コマがせまく感じます。頭がつかえる感じ。
 「監視担当・山之井」「奴は芸術となったのだ」 時間の流れがやや不自然。


『輝きジョシ子さん』 ダ・ヴィンチ・恐山 嘘空まこと
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