今月のまんがくらぶ

まんがくらぶ2012年1月号の感想


『父とヒゲゴリラと私』 小池定路
 愛娘を亡くして、その想いが整理できないでいる義父が、その暴走っぷりも含めて、いとおしい。


『せんせいになれません』 小坂俊史
 「あたたかい言葉」 まじめな生徒と、ふまじめな生徒による、理解の落差。パジャマ姿の宇津井萌え。
 「夢のつまったタンスですこと」 節子先生のマッハ突っ込み。同じバイト衣装でも、「ぬげ」と言われたり、「ぬぐなよ」と言われたり。 
 「冬季料金」 関係ないけど、なんか最近の自販機「あったか〜い」が、ぬるくありません?
 「ひとりきりのホケンシツ」 身の安全のため、ハイテンションな保険医を避ける生徒たち。そのせいで保険医は一気にローテンションに。
 「親よ」 むつきとやよいのジングベー、ジングボーが微笑ましい。意外と正確な性知識を持っている沼倉。
 「そんなだから普通なんだよ」 別にオール3を狙っているわけではないのに。少しでもいい成績表がほしいだけなのに。このダメ大人どもは。
 「これが世の中か」 富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しく。しかし、こういう世の中で、希望をなくさせないで教育するのって、なかなか難しそうです。
 「千円以内だぞ!! 桃山」 Wikipediaでは、『年の賜物(たまもの)であるから「としだま」という名がついたという説がある。また、古くは餅玉を与えたために「年玉」の名前がついたともいう。「たま」とは、「たましい」のことであり、「としだま」とは新年を司る年神への供え物の下げられたもののことであると民俗学的には説明される。』と説明されています。
 「冬にうごめく者たち」 冬場のほうが、遺棄食物も腐りにくくはあるのか。


『2コマ堂』
 うーん。レベル高いなあ。


『まやまや』 イシデ竜
 柿ピー缶に虫を入れる場合、空気穴の存在じゃなくて、重さでばれる気がします。しかし、いたずらに使う虫のためにも、空気穴をあけるあたりは、虫に優しいというか、筋が通っているというか。立派です。


『オトウフようちえん』 オトウフ
 マッチ売りの少女ネタ、感動しました。ふみちゃん、いい子や。