今月のまんがライフMOMO
まんがライフMOMO 2011年12月号の感想
『晴れのちシンデレラ』 宮成楽
昔から、お嬢様に縁談はつきもの。自由意思で断れるだけ、今はいい時代になりました。縁談の相手を、おかめ、ひょっとこが待ち構え、地上30mで大バトル(シュールな…)となるのかな。嵐の前の静けさ。
『数学女子』 安田まさえ
闇鍋大会。K教授、いい先生だ。
『青春甘辛煮』 碓井尻尾
ええええええええええ。
『わびれものゴージャス』 小坂俊史
旧国鉄白糠線の廃線跡をたどりに、北海道へ。小坂先生の愛車は、今は廃車となってしまったので、当面は、これが自家用車を使った最後の取材になるのかもしれません。しかし、取材とはいえ、遠野から白糠までは相当ありますよ。やっぱり好きなんでしょうね。廃墟や鉄道駅が。
赤字ローカル線の代表のようだった白糠線。1日3往復、有人駅なしの運行だったようです。在りし日の姿はこちら↓。
グーグルマップを眺めてみると、本当に線路跡の土盛が、畑や牧草地の間を走っているのがはっきりと確認できます。
都市部の廃線跡は、すぐに車道か遊歩道になってしまいますが、白糠線の場合、道路の需要もなく、廃線跡を整地する予算もなかったのでしょう。廃線跡は、物好きな旅行者を呼ぶ観光資源とも言えなくもないですが、あまりにもマイナーです。
しかし、廃線めぐり自体は、なかなかに楽しそうです。下世話に言えば、鉄道趣味、廃墟趣味、宝探し趣味が満たせて、哀愁と無常観が味わえそう。どこまで車で入れて、そこから徒歩でどのようにアプローチするのか、とか、いろいろ頭を使いそうですね。近くにあったらめぐりたいものですが、近くにないからこその廃線跡なのでしょう。
朽ちていく土木構造物、建築物というのは、時になぜ美しいのでしょうか。廃墟に惹かれる思いには共感できます。自然の復権を許しながら、そこには人間の知恵と愚鈍とが詰まっているのです。
そして家畜用の柵で感電する小坂先生萌え。