今月のまんがくらぶオリジナル
まんがくらぶオリジナル2011年8月号の感想
『うちの姉様』 野広実由
取材シリーズ。
「妖精さん」 会場はロフトB? 天津向さんも楽屋ではこんな感じだったのでしょうか。
『リコーダーとランドセル』 東屋めめ
小林君が着ていたのは、吉岡先輩のロッカーの中の三点セットだったわけですね。
『つくねちゃん+30』 ひらふみ
「ほんといい年です」 都さん、斧は振り回さない!
「最強ハンター蓑部さん」 バトルアックス使い。
『つまもの』 穂月想多
妻が謎の小生物に。不条理な設定を当然のごとく描く。セルライトの擬人化という無茶をやった作者ならではの剛腕ぶり。
ミステリにおける人物変貌ネタでは、本当の妻はバラバラ死体になって浴室に転がっていたりというようなことがままあるので、そこはかとない不安が。
『ちいちゃんのおしながき繁盛記』 大井昌和
学生さん、Tシャツで広告をするバイトもしているのかな。
『ヒジキのお仕事』 山野りんりん
「ソリャそーだ」 女子力! オムライス的な!
『ねこまんが』 こいずみまり
3月11日〜13日、震災直後、国民がみんなテレビに釘付けだったころ、漫画の修羅場を迎えていたとは。先生たちも頑張ったけど、編集さん、印刷屋さんも、さぞかし大変だったことでしょう。
『不思議の港のアリス』 奈々巻かなこ
舞台は明治29年の横浜。明治29年にしたのはなにか理由があるのかな。
『姫のためなら死ねる』 くずしろ
平安時代を舞台にする場合、時代考証とフィクションのバランスが難しいところですが、この作品では独特の画風がうまくディテールをぼかしています。
『オフィスのざしきわらし』 小坂俊史
「はじまりはいつも雨」 「ちゃちゃっと作りますか」で社員食堂を作っちゃう二人。ほんとに無駄な行動力だけはあります。
「改善はしないのか」 淹れた後に水を加えるか、淹れる前のお湯に水を加えるかだけの差だとは思うのですが、その一手間は省く志咲さん。「誤解を招く」がいいリズム。
「争いは何も生まない」 二人のケンカはこれが初めてか。
「ひそかな趣味」 バレちゃうのは苦闘の90分ではなく。ドグマちゃんとウザキちゃんというファンシーキャラらしからぬネーミングもすごい。しかも大人気なんだ。
「思わず口に出た」 部長の名前は広尾か。「だったらいいなー」で部長を不在にしてしまうOL。
「売る自信がありません」 きちんとスカウトを呼ぶほどの反響はあったし、スカウトを追い返すほどの暗黒オーラは発するし、南さんの実力はやはり半端ない。主に暗黒歌謡の女王としての実力ですが。
「うちの不良賞品」 表情一つ変えない4コマ目が効いています。
「仲間は現れず」 なんという無駄な人材。自身も薄毛なだけに、カツラには厳しい社長。薄気じゃなくて薄毛ですね。
「伝説は続いてく」 やきそばには挫折したんだ。緑風商事は、あちこちに支社があるけっこう大きな会社みたいですから、社員食堂にはビジネスチャンスはありそうですが、さすがに二人の食いぶちを稼ぐのは難しいでしょう。
『凹み日記』 千花
日記漫画にはいろんなアプローチがあるなか、失敗談を描くという方向性に特化してしまったところにこの作品の苦しさがありますね。普段から失敗談を探して、小さな失敗を大げさに描かねばならないという点で。
『ランスカ!』 中島沙帆子
「余計なお世話」 松風君のおかげで広がるランニング仲間。
「ランナーの誤差」 ランナーズステーションにはハワイのパンフレット。当然ホノルルマラソンがターゲットでしょう。この作品でもいつかホノルルを走ったりするのかな。
「できればサブフォーで」 どこでビールを飲んでいるのか。後ろの張り紙が、ビリアニ(インドの炊き込みご飯)、サモサ(インド料理)、トムヤムクン(タイ料理)、ソパ・デ・アホ(スペインのスープ)、グアーシュ(ハンガリーのシチュー)、ホレシュテバーデム(イランのシチュー)と多国籍。
『いけどん三世帯』 黒金魚
日記漫画にはいろんなアプローチがあるなか、義家族との不和を描くという方向性に特化してしまったところにこの作品の苦しさがありますね。普段から不和の種を探して、小さな不和を大げさに描かねばならないという点で。
『しばいぬ子さん』 うず
「画力?」 これはシュール!