先月のまんがタイムオリジナル
まんがタイムオリジナル2011年3月号の感想
『明日もひまわり荘』 松田円
「設定ミス」 東京だと、バレンタインのチョコ売り場の混雑を感じることは、実際にはあまりありません。あまりにもあちこちに売り場があるせいだと思います。そのかわり、新宿伊勢丹のサロン・デュ・ショコラの混雑は、お祭りだけあって、半端じゃないですが。
『そこぬけRPG』 佐藤両々
前回の伏線が生きて、本命チョコ。本当にどうするゲボ。
『球場のシンデレラ』 小坂俊史
2色カラー。
「うちわうけ」 3コマ目まで珍しくポジティブだと思ったら、反転のオチ。
「外野スタンドでやれや」 ちょっといい話。もっともなタイトル。
「嘘に嘘を」 プロ野球でエースで4番は難しいでしょう。ていうか、熊井さんがピッチングもするのかな。それとも、早乙女さんの登板試合じゃないのかな。謎です。熊井さん、そういえば髪型だけは早乙女さんに似ていなくもないような。
「上から目線」 3コマ目の空気感がなんか好き。いっそすがすがしいような。
「この後すぐ帰りました」 タイトルが面白い。アトラクションが終わったら、試合に興味はなしですか。真木さんも変人。3コマ目と4コマ目の静と動のコントラストが見事です。
「驚愕の真実」 女子プロ野球にも、モンスターペアレンツが。そんな親から、よくこんな傑物が育ったものです。
「焼けぼっくい全焼」 元彼8人とは恋多き女。
「もらってどうしろと」 独身女性がもらってどうしろと。
「流れでヤジも飛ばします」 東北アップルズは地元応援団が盛況のようで。女子プロ野球は順調です。
「安心していつも通りに」 故障はすれど、体力はあり桶川さん。
「ふさわしくない人物」 明暗明暗のリズム。
『社長様は無計画』 春風道人
塩辛い輸入クッキーを、お麩として売る。ページ数の少ない4コマ漫画ならではの、無茶とも言える解決方法が、むしろ爽快です。
『ぎんぶら』 安堂友子
4コマ界の『21エモン』かと思っていましたが、このハードさは、むしろ4コマ界の『モジャ公』かもと思えてきました。アニメ版じゃなくて、原作漫画のほう。エグいんです。
『花咲だより』 高原けんじ
2月某日というタイトルバックが伏線になっていたとは。今回の作品、一種の記述トリックと言えますね。