今月のまんがタイムオリジナル
まんがタイムオリジナル2010年1月号の感想
2009年12月号より、加藤碰夫氏から桜井嗣治氏に編集長が交代。一般論として、連載を入れ替えたがるのが、新編集長の習性だとか。いしいひさいち先生の漫画にも、そんなネタがありました。そのせいか、今月で『L16』が終了、来月で『ささきまみれ』、『ただいま勉強中』が終了と、動きが激しいです。
『ラディカル・ホスピタル』 ひらのあゆ
近藤ナースの娘さん、もうこんなに大きくなっているのか。
『L16』東屋めめ
最終回。みゆき先生も目元のホクロに、なにか既視感があると思ったら、冥ちゃんでした。逆転裁判の。
『そこぬけRPG』 佐藤両々
「企み」 広報部男子の極秘ミッション、女子に筒抜けデスヨ。
「嵐の予感」 1コマ目、走って行ってるのが印刷屋さんでしょうか。年末進行、印刷屋さんも大変だ。
「止まらない」 あの髪型は、このネタのための前振りだったのか。
「嵐」 「トラヤっくーン ニャハー」って、合コンは、そこまでやる場ではないですから。というか、これはセクハラ。同性セクハラ。
「またひとつ誤解」 酔っているせいか、いつもよりかわいい藤崎さん。
「引く」 「そん時はぁ取り返せばいいじゃない!」という台詞、藤崎さんへの言葉であると同時に、「ゲボキューが若い女に取られても、取り返すぞ」というカナさん自身の戦闘宣言とも読めますね。結構熱い。
『ささきまみれ』 小坂俊史
次回最終回。笹木さんはいつもどおり。
「運命のフリーター」 なんでポスターをはがしていたのかが、4コマ目でスッキリする納得のオチ。
「底なしの悩み」 のんきなオチ。4コマ目の飯田さんの無表情ツッコミがいいですね。
「まるで白昼夢のように」 仮に居眠りをしていたなら、万引きをされても、そんなにおかしくはないのでしょうが、2コマ目、3コマ目で笹木さんが居眠りをしていないことを強調しているだけに、掛けぶとん万引きのシュールさが引き立ちます。
「常に一本勝負」 ぎっしりネタの詰まった一本。3コマ目の「寒い思い」、気温が寒かったのか思いきや、まさか川にはまって寒かったとは。4コマ目にはツッコミどころが満載。下半身それかよ、川に落ちて寒かったのかよ、なんで川にはまってんだよ、予備の服持ってないのかよ、とかいろいろあります。
「帰り道にはゼニが埋まっとる。」 荷物を持っていないことを見せない1〜3コマ目が巧み。ウチと送り先が同じなのも伏線ですね。
「大満足」 『ひがわり娘』と『ささきまみれ』で、中尾→七尾に名字が変わったみっちゃん。最終回を目前にして、ようやくフルネームが出ました。
「大丈夫住所は隠した」 三杉里に大寿山、なつかしい力士の名前です。調べてみたら、三杉里さんは、現在、中野駅近くで整体の店をやっていますね。こちら。元力士のマッサージ、すごく効きそうです。裏通りの喫茶店、その響きだけで、うらぶれた感じが伝わってきます。
「そもそも何しに来てるんだ」 恐怖漫画。実にシュール。悪夢のようです。そして、もっともなタイトル。4コマ目の飯田のツッコミが理不尽です。
「予算の都合上」 なんというか、これもまた一種の精神力でしょうか。心頭滅却火もまた涼し的な。
「狸穴荘カウントダウン」 お隣シリーズ急展開。2コマ目の「聞くもんじゃない」が伏線ですね。こんなネタをやって、後はどうなるんだろう、と思っていたら、次回最終回でした。
「さすらいフリーター」 中華屋ネタが来るかと思ったら、張り紙ネタが来ましたか。メイド喫茶の背景に、これまでの取材の成果が透けて見えます。
『マチルダ!』 茶崎白湯
マチルダが制服を着ると、バランス的にかなり違和感がありますね。
ジーパンって、『太陽にほえろ!』のことか。
『やくみつるのズバリ!! 一発勝負!!』 やくみつる
やく先生がお亡くなりになっても、わざわざ遺稿を載せようとする編集さんはいませんよ。ですから、どうぞ安心して…
死んでも作品が残るというレベルの漫画は、描いていらっしゃらないでしょうに。