2009-01-09 ラットマン 読書 道尾秀介の長編ミステリ。 終盤の大仕掛けは、道尾作品の得意技ですが、今回も怒涛の展開が押し寄せます。 ただし、そこまでの仕込みの部分は、人間の暗黒面に触れて、やや陰鬱です。人によっては読みにくく感じるかもしれません。アマチュアバンドの活動と、親子関係が軸になります。 途中までは、倒叙小説かな? という印象を受けますが、錯誤の網は、何重にも仕掛けられています。終盤の驚きは保証します。 ラットマン作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/01/22メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 76回この商品を含むブログ (142件) を見る