今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2009年1月号の感想


おうちがいちばん』 秋月りす
 穏やかに描かれる年末年始の風景。強烈なボケ役のキャラクターがいない設定で、きちんと面白い作品に仕上げる腕が、さすがです。


『ご契約ください!』 東屋めめ
 「全のせ」のインパクトが大でした。


『しょっぴんブギ』 佐藤両々
 「注連飾り」 しめかざりって、「注連飾り」って書くのか。勉強になるなあ。
 「雨の日の新しい傘みたいな」 以前の短期集中連載をご存じない方に、お教えします。栗栖さんの大きな胸は、パッドです。
 「後にしたら」 定もっちゃんは、p121の咲さんのような顔をしていたのでしょうか。
 「よろしくおねがいします。」 めでたし。定もっちゃんは、いいキャラですね。


『店長の憂鬱』 碓井尻尾
 「晴れ着」 「ブッ殺されるとこだった」が秀逸です。


『クロジとマーブル』 富永ゆかり
 大家さんと、みやちゃん、いいコンビです。


『ベルとふたりで』 伊藤黒介
 「悪辣!非道!」 斬新な賽銭泥棒。
 「残虐!無慈悲!」 斬新な神籤泥棒。
 「純文学の実態」 同姓愛じゃなくて同性愛ですね。


『新春賀正〜んツアー』 柘植文
 交通費往復3万円。昼食に6,340円。竹書房にしては、思い切った取材費の額ですね。


『うちの姉様』 野広実由
 倫くんと遠野さんが、親しくなっているのが微笑ましいです。


『よつば荘のジンクス』 ほへと丸
 なんだか連載前提の話の広げ方。強気でOKです。床が撓むほどモノが多い高見さんの部屋と、壁がカレーに染まるほどのカレー子ちゃんの部屋が気になります。それにしても、カレー子ちゃんって、すごいネーミング。


『僕と姉とオバケたち』 押切蓮介
 最終回。自立するオバケたち。


『カギっこ』 山口舞子
 バングラデシュのラッシャヒ地方に以前行ったことがあるのですが、ホテルのベッドには、天蓋のように蚊帳が付いていました(季節によっては虫がすごいため)。


『ういういdays』 犬上すくね
 「聖☆聖夜」って。セイントセイヤと読むんでしょうね。
 なかなか、これだけ可愛いサンタガール衣装もないですね。でも寒そうだ。


『中央モノローグ線』 小坂俊史
 「中野年末整理」 1コマ目、2コマ目、ちゃんと自分のイラストは、スクラップブックにまとめているようです。マメだなあ。4コマ雑誌読者も、雑誌の処分には困りますよね。そういえば、学生時代、アパートの近所のゴミ捨て場に、百冊以上のエロ雑誌が、束ねて捨てられていたことがありました。古本屋の処分品だったのかなあ。
 「高円寺年末予定」 帰省する金もないのに、古着を買ってくれるお客様。ありがたいですねえ。
 「中野年始がっかり」 これは、実話ですね。2007年1月1日の小坂先生の日記に書かれています。詳しくは、こちら。でも、実際には、小坂先生の前に、すでに数人のカメラマンがいたようですが。
 「中野年始ブログ」 中野区弥生町5丁目は、丸ノ内線中野富士見町駅の近くですね。
 「阿佐ヶ谷年始眺望」 アットホームな会社ですね。正月三日に休日出勤してた、お偉いさんがいたのかな。
 「西荻窪年始望郷」 北海道の奥地から、はるばる西荻窪へ。運命の不思議ですね。がんばれ、茜ちゃん。
 「武蔵境年始詣で」 キョウコちゃんの受験は、どう描かれるのでしょうか。どんな高校生になるんだろう? この作品の時空の流れを握っているだけに、興味深いです。
 「高円寺年始恒例」 地域密着型店舗ならではの悩みですね。
 「吉祥寺年末買物」 修羅場は、「いちいち欲しくなっちゃってひとつに絞れない」からなんでしょうね。生々しいなあ。
 「中央線元日営業」 「中野年始がっかり」と時刻が前後する一本。これも実話ですね。先に挙げた、2007年1月1日の小坂先生の日記に、記述があります。


次号予告:目玉は、小笠原朋子先生のゲスト、『シェアハウス・デイジー』ですね。連載になるといいなあ。


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