まんがタイムオリジナル2016年10月号

まんがタイムオリジナル2016年10月号の感想
http://www.manga-time.com/link/data/magazine_09.html

らいか・デイズ』 むんこ

 絵に描いたような善人と善人。

『おかん』 小坂俊史

 「死活問題」 茶番の応酬、喫茶店
 「音量に比例」 漫画における写植サイズの法則。
 「きくみみもたず」 老人の姿勢ではなく、「大根役者が老人のふりをしている」姿勢になっているのはさすが。
 「おりてこい」 パッツンパッツンの服は、どこから借りてきたんだろう。
 「若さのかけらも」 プロでも、自分の年齢よりも上の主人公の話は、なかなか書きにくそうですね。いろいろな作家のデビュー作を思い出してみても、やっぱり主人公は若者だし。
 「人間ドラマ」 1〜3コマ目で「ドキドキして泣けて笑える」のふきだしの位置とサイズを統一しているので、分かりやすい。小坂先生の原稿も、いつも(編集者の)「ドキドキ」が詰まっていそうです。
 「はじめての感覚」 漫画の主人公ならではの悩み。
 「最重要シーン」 路上歌手ならぬ、路上寸劇団。漫画家は、ふだんの作品では、自然な芝居をどう描くかを研究しているだけに、どう描くと不自然な芝居になるのかについても、熟知をしているのでしょう。
 「最重要課題」 やはりスタッフに駆り出される娘。3コマ目の「決めて」がダブルミーニング。クレイジーシアターのフリップが、一瞬「シャッター」のように見えて、商店街のPRとしては、あまり縁起が良くない。
 「まったく興味なし」 ひょっとして、小坂先生は、劇団のチケットを買わざるを得ない場面があったのかな(すっとぼけ)。
 「芝居の魔力」 ふとん屋ふっとんだ。

『ぎんぶら』 安堂友子

 アニメ化されたら、透過光だらけになる回。

北斎のむすめ。』 松坂

 揚巻は、歌舞伎の助六に出てくる花魁と同じ名前ですね。助六寿司の名前の由来。

『学食の花子さん』 風良まり

 新作ゲスト。前作と比べて、一般的なコミュニケーション力が低い主人公に。しかし、それゆえに、独自の人脈(人以外も含む)が広がっていくわけで、総合的なコミュニケーション力としては、かえって高いのかも。

『歌詠みもみじ』 オオトリキノト

 三戸なつめ『前髪切りすぎた』PV 落書き編