まんがタイムオリジナル2016年5月号
まんがタイムオリジナル2016年5月号の感想
『小森さんは断れない!』 クール教信者
ブラジャーの話(大)。
『らいか・デイズ』 むんこ
ブラジャーの話(小)。
『コスプレ先生の絵画教室』 東屋めめ
ブラジャーの話(貝)。
『放課後すずなり倶楽部!』 みなづき忍
キーマンとなる先輩が卒業して、どうなるかと思っていたら、転生して帰ってきました。転生可能なことについては、これまでに伏線があったので、なるほどと思います。
『おかん』 小坂俊史
「カムフラージュ」 1コマ目の風景が、結構重要。ここで昭和っぽい町並みを見せておくことで、「出入り自由な空き地」というなつかしいシチュエーションに、自然さが増す仕掛け。
「規格外の女」 「眠くなる」凡庸さを、「眠りすぎ」によって、マイナス方向に打ち消す。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」というべきか、あるいは、竹書房的に「90%笑える人は正常、30%しか笑えない人は異常、100%笑える人もまた異常」というべきか。
「実にけしからん」 32時間にキレた23(ふみん)。
「からっぽの女」 真面目に学べば学ぶほど、どんどんいい加減になっていく、というパラドックス。
「毎日こうだった」 いつもより、部屋の中をやや古風に描き込んであるために、電気スタンドという、多くの読者にとって懐かしいであろうアイテムに、リアリティが増しています。
「セルフコントロール」 『21エモン』の「バカさわぎの森」ですね。
「うわっつらで判断」 おかんならば、「コカノキにインしているからコカインなの?なんて安直なんだろうね」とかも言いそう。
「バロメーター」 気温の上昇とともに、徐々に布団からはみ出していく、というのが、作動の原理か。
「度胸と実績を買って」 バイトをクビになっていたのが伏線に。Let’s 寝具!というアーティスト。
「そういうもの」 3コマ目と4コマ目で、おかんとサツキの並びが逆になるという禁じ手を使っていますが、「父に背を向ける」状況を言外に表現するためには、背中からのアングルはどうしても不可欠。
「思い出がいっぱい」 安倍公房『笑う月』か、黒澤明『夢』か。