まんがタイムオリジナル2015年10月号
まんがタイムオリジナル2015年10月号の感想
『らいか・デイズ』 むんこ
「おしつけ合戦」 陽子ちゃんの驚異の運搬能力。まなみちゃんを運んだように、将来は機材を運ぶのでしょうか。
『秘書の仕事じゃありません』 東屋めめ
未来の服=銀色というのは、昔の宇宙服からのイメージでしょう。しかし、アメリカの宇宙服が銀色だったのは1965年までなので、現在ではピンと来ない世代が多いかも。アポロの頃には白でした。
『明るい夫婦計画』 井上トモコ
「ボーダーライン」 ミステリーに使えそうです。化学的な毒の量によるトリックがあるように、増殖する細菌毒のコントロールによるトリックもアリ。その場合、時間とともに温度管理が重要となります。
『おかん』 小坂俊史
「じゅうぶん悪い」 順番が重要です。7千円しかない→それも落とした、だと両方とも悪いニュース。財布落とした→7千円だけ、ならば、かろうじて悪いニュースと良いニュース。ただし、「どちらから聞きたい?」は使えません。
「逆だったなら」 比較的気前のいい感じの商店街。
「少年の心」 子供の遊び場所が多くて、うらやましい住環境。
「勝手になにしてるの」 冷血なようでいて、世知に通じる警官のキャラが立つ。この警官、今後も登場するかも。
「紙の住まう町」 1コマ目、3人のキャラを頭から足まで描いて、窮屈にも、引きすぎた絵にもならないテクニック。もしジュンの背が高かったら、この構図は取らなかったかも。
「現金主義」 カードは持てない女。活気のある商店街が健在で、つくづくうらやましい住環境。
「あわよくば10倍」 7万円をネコババするわけではなく、警察に届けて、謝礼の7千円をねらうというモラリストぶり。
「届けてくれるんだ」 1400円の差に血涙。
「邪魔だったんですよ」 かなりブラックなオチを予測してしまいましたが、ほのぼのでよかった。
「ざるのような女」 25年選手の財布。1割にこだわった話を続けてきただけに、「何割」のずさんさが強調されます。
「とても言えない行い」 実際に財布を拾ったことがありますが、拾った方の手続きもなかなか面倒で、「名前を告げずに立ち去った」ことにしてもらいました。
『お手紙あたためますか?』 ぴりか
強弱の効いた線は個性ではありますが、引いた構図の絵で苦労している印象です。話の構成的には面白いので、どれだけコマを広く使えるかで、伝わりやすさが改善されそう。
『脳内フェスタ』 松永みやこ
「英語でアシスト」 don’tでなくてcan’tのほうが適切では?
『まんしゅう』 唯洋一郎
「10年保証」 自宅の冷蔵庫は、3万円しなくて17年もっている。