まんがタイムオリジナル2015年7月号

まんがタイムオリジナル2015年7月号の感想
http://www.manga-time.com/link/data/magazine_09.html

ラディカル・ホスピタル』 ひらのあゆ

 「つかまえて」 タイム誌畑でつかまえて

『小森さんは断れない』 クール教信者

 不思議なタイトルバックの謎が、きちんと解明されていく展開。

らいか・デイズ』 むんこ

 「誰がために」 だが我々は愛のため 畳み疲れた紙のため 涙で語る血のらいか 夢みて走る鉢の坊や

『たよスポ!』 王嶋環

 スポーツ新聞をほとんど読まないので、スポーツ紙において、どのような記事が「良い記事」なのか、いまひとつ理解できないでいます。
 一般紙の記事だと、「事実の概要を、大きな情報の抜けがないよう伝達し、その事実の社会的な位置づけについても理解させる」というのが、個人的な理想となりますが、スポーツ紙では、情報の早さ、試合経過の詳細さ、解説記事の面白さ、選手のプライベート情報、などのように、人によって求めるものが違うので、そのぶん苦労がありそうです。

『おかん』 小坂俊史

 「体育なんてどうでもいいわ」 1コマ目、女子高生の口にする「サイアク」が、えてして本当の「サイアク」ではない例。
 「つつぬけ」 親子の距離=情報伝達半径。なお、情報伝達面積は、情報伝達半径の二乗に比例します。
 「1ミリも進まず」 家に帰って(あるいはそのふりをして)戻ってきても、学校には遅刻しないと判断してのサツキの行動ですから、当然、他のメンバーは、サツキを待っていても遅刻の心配はないわけです。
 「視線の先には」 男女が逆だと成立しないケース。生徒の父親が、女の子の体育にガッツリ見とれていたら、父兄といえども、たぶん通報される。
 「もう少しリアリティーを」 小学生から高校生にかけて、すこやかな成長をみせたクラスメイトの行動力と探究心。
 「佳子が教えた」 佳子から情報を聞いて直接観察をしたのか、それとも、佳子からモノマネを単独で教わったのか。後者だとすると、このモノマネは、すでに学校の伝統芸になっているのでしょう。
 「6分ですむ地獄」 寂しい背中で始まり、寂しい背中で終わる。
 「引き留めておけば」 サツキは携帯を持っていませんが、佳子の携帯経由で、リモートコントロールが可能なようです。
 「うち3階だぞ」 授業を受ける合間に仕事をのぞくサツキと、授業をのぞく合間に仕事をするおかん。なるほど、これだと顔を合わせない。
 「合わせる顔のない人」 この作品が、この位置にあることで、倒叙推理小説のようになっています。
 「行きも帰りも」 同級生のかわいい女の子とその母親がウェイトレスをするファミレスが、学校の隣にあったら、かなりの確率で生徒のたまり場になりますね。

『トリセツなカテキョ』 山東ユカ

 最終回。春吉がセンパイに教わったことは勉強だけじゃないし、センパイが春吉に教わったことは、たぶん教えたことよりも沢山あるし。

『リドルゲーム』 秋月カイネ

 児童文学研究会の部長なのに美形だなんて!(サークルコレクション読者)