まんがくらぶ2015年3月号
まんがくらぶ2015年3月号の感想
『土曜ランチ』 イシデ電
58ページ、1〜2コマ目の吹き出しの使い方が、斬新かつ効果的。
ヤング母と和音は、雰囲気はとても似ていますが、「香味野菜ラブ」と「こってり肉ラブ」という嗜好の違いは、明確にあったりします。「米蔵ラブ」は共通かもですが。ヤング母のストーカー能力は、4コマ漫画界でもトップクラスですね。
『せんせいになれません』 小坂俊史
「届かなかったぬくもり」 いつも河田の遅刻を叱責している藤田先生は、自分が担任する5年2組の1時間目授業は大丈夫なの? というツッコミは、多分してはならない。
「たたかいのはじまり」 社会は茶番で満ちている、というのは、まさに「社会」の授業。
「そんなお年頃」 一気に数年ワープしたのか、とあわてた1コマ目。そして、オチを知ってから読むと、2コマ目の「淋しいもんですねー」がジワジワくる。
「当日券は出しません」 男子が女子に抱いているドリームと、肥大した自己評価とを、可視化し、かつ現金化するという秀逸なギミック。
「オールオアナッシング」 あなたが私の理想の男性になってくれたなら… 私… 私… (何もしなくて済むわ… ) みたいな話。
「手かげんしないぞ!! 桃山」 静かな1〜2コマ目が秘めていたバイオレンスの可能性に戦慄する。
「店長候補のやり手」 「雀荘のネエちゃんの部屋をつきとめている」「少しでも近くに住もうと画策する」というのは、まさにストーカー的なアプローチ。
『輝く海のパイロット』 でこ
頭の中がお花畑な漫画だなあ。