まんがタイムオリジナル2014年5月号
まんがタイムオリジナル2014年5月号の感想
『らいか・デイズ』 むんこ
まなみが苦労しそうだ。壊滅的な状況が平気な男は、家事しない(家事の必要性が分からない)から。
『かでん屋さんの基礎知識』 風良まり
団子の値段が謎。1本300円ということはないだろうし、1箱300円ということもないだろうし。
『おかん』 小坂俊史
「悩みに悩んで」 サツキとジュンの机の上が性格を表す。おかんは、作者と同じく「生徒じゃないのに学校に入る」マニア。
「大学全入時代でさえも」 おかんの経歴も謎だなあ。高校卒業と主婦との間に、なにか紆余曲折がありそうですが。女性が主婦になるのって、男性が会社員になるのより、むしろ才覚が要るような気がします。
「オープンにいこうぜ」 母親のことを隠したいサツキの思春期。
「主にあの二人から」 友達の母親にも、担任の先生にも、情報を筒抜けにしてしまうヒカリと佳子のコミュニケーション力の高さ。恐るべし。
「関心事」 大学の学食情報に詳しいのは、アカデミックのうちに入るのだろうか。
「あと広いほうがいいよね」 だがしかし、今住んでいるアパートを選ぶときのおかんは、たぶん細かいことは気にしなかった。
「2交代制」 現状ですでに勤労高校生のサツキ。たぶん、ひとり暮らしをさせても、そんなにコストはかからないと思います。
「飽きたもので」 台詞と絵のシンクロ具合が素晴らしい。
「誰もいない学校で」 常識人二人が、けっこうクール。
「キャンパスライフにもう影が」 そうか、サツキはバス通学か。バスと言う小道具を使うことで、1コマ目から3コマ目までの時間経過が、説明なしに読者に伝わって、味わいを増す仕組み。
「姿なき存在感」 ナチュラルに椅子をつぶしたさえ子に、ナチュラルに机をつぶした『メイド喫茶マンドリル』のアオイを連想しました。
『オトメシュラン』 王嶋環
個人的に、フランス料理の用語は、近藤史恵の料理ミステリ『タルト・タタンの夢』『ヴァン・ショーをあなたに』で覚えました。カスレとか。料理店を舞台にした短編集で、とても面白いです。料理もすごくおいしそう。『ビストロ・バ・マル』にも『ルボーシェル』にも行ってみたい。
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『あまかす*あくとれす』 オオトリキノト
この枚数で特殊設定のストーリー4コマなので、台詞が多いのはやむを得ないと思います。6ページの背景に、主人公の18歳から22歳までの年月が透けて見えるのは、読み応えがありました。
『ぎんぶら』 安東友子
「コンテンツ輸出中」 いや網タイツは履いていたでしょ。
『ひよスタ!』 松嶋でぇご
最終回。デビューライブ開幕前で終わるよりも、デビューライブ自体を読みたかったな。
いつも3人一緒だったり、人間関係が内輪と妖怪に限定されがちだったり、ちょっと冒険が足りなかったような気はします。安定感はあったけれども。
お疲れ様でした。3人娘と同様に、作者も『次』を目指して羽ばたいてください。