今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2012年11月号の感想


http://4koma.takeshobo.co.jp/cat02/4038/


リコーダーとランドセル』 東屋めめ
 タイトルバック:カラーページにタケ兄。あいかわらず目は見えないものの、鼻と口からは結構男前なのがうかがえます。
 タケ兄(32)のアパート探し。風呂なしキッチン共同を選ぶ理由を知られたら、苦労している他の住人(年下)から袋叩きにされそう。


『うちの姉様』 野広実由
 アミさんに誘われ屋形船。
 「リゾートファッション」 2コマ目左に例のアイツが。


『つくねちゃん+30』 ひらふ
 全般的に地獄ですが、1ページ目の柱も地獄。BL紙芝居に「ももの形までなんか妖しく感じちゃう…。」って。男の尻は想像したくない。


『ボク恋コンダクター』 坂巻あきむ
 新連載。ボクっ娘設定は必要なのでしょうか。女嫌いの高校生が、ベッドの下にコスプレ写真集を持っているのは、女嫌いとしての軸がぶれています。3次元の女性だけが苦手なのかな。


『はるまち・ダンス』 佐藤両々
 タイトルバック:フラメンコを踊るさっちんが美しくて、ドキッとします。
 「これで」 真面目なるがゆえに、素っ頓狂な水着にあやうくOKしそうになるというパラドックスが面白い。お兄ちゃんが好きなんだなあ。
 「うわああ」 3コマ目と4コマ目がテクニカル。同じセリフでもベクトルは逆。
 「それだ!」 40対1の数の暴力。
 「本日体育祭」 先生の後ろで、こっちゃんが嬉しそう。


『ヒナ書房へ行こう』 都波みなと
 POSシステムで管理するから、本のスリップの必要性は低くなっているのか。ただし、消費税が上がった場合のため、本の本体には税抜き価格を表示し、スリップには税込み価格も表示するとかの役割はあるようですね。


『私の中の織田信長
 小坂俊史 かぶれている人が苦手な歴史人物ランキング。織田信長をかませ犬にして、今どき船中八策とか言っている頭の不自由な連中を、かたっぱしからなぎ倒します。


『園児様のゆーとおりっ』 ミキマキ
 「実践」 「ギャップ」、「精神的成長」、「ツボ」の完成度の低い3連コンボが萌え。


『ラジ娘のひみつ』 小坂俊史
 構成作家、柿沼コウセイのエピソード
 「プライドが許さない」 ひねりすぎて、オリジナリティーのある企画なのか、パクリの継ぎはぎの企画なのか、もはや判然とせず。
 「伝説のクソすべりコーナー」 2コマ目「まとめて蹴散らせ」が伏線に。まさか自分も蹴散らされるとは。
 「罵倒と涙」 柿沼君の放送中モードと終了後モード。放送中はハイだけど、素の状態の彼は、それなりに傷つきやすく。
 「遠くからの距離」 小坂漫画に、オシャレで明るいテラスが出てくるなんて、意外な面もあるんだなあ。
 「思い出させないで」 ノリでコーナーが終わり、ノリでコーナーが始まる、ハプニング性の高い番組は、聞いていて面白いでしょうね。
 「走れカキヌマ」 いろいろ才能のある柿沼、ADよりも数段パシリのプロフェッショナル。
 「逃げろカキヌマ」 最終話への伏線に。2コマ目、4コマ漫画で、ここまで引きの絵は珍しい。
 「ウラバナシの中心に」 3コマ目、秘密にする自信がない。
 「純粋な興味だよ」 iOS6の地図機能が問題で、Googleがどうだ、ゼンリンがどうだと話題になっている中、実にタイムリーなグーグルマップネタ。背中をドンと押して川の中へ。
 「こだわりが実を結ぶ」 郵便局の男の「くっだらねええ」が突き刺さる。
 「おれの居れる場所」 ラフレシアのNNJに行っていたら、柿沼君がどんなひどい目にあっていたかも、漫画として見てみたかった気がします。


『もしもしぐま』 梶原あや
 「効能」 防虫効果のあるハーブは、飲むとどんな効能があるんだろう。ちなみにキャベツといっしょに植えるといいというカモミールには、駆虫効果があるそうです。害虫がカモミールのほうに集まってキャベツを守り、土質も改良して味も良くなるのだとか。理科の時間の酸化剤、還元剤みたいですね。


『ひだまりおねえさん』 田仲康二
 「落ちてない!」 これはメタなタイトルオチなのでしょうか? 4コマ漫画として、明らかにオチていません。4コマ目の「落としたかも〜」「気のせいだよっ!」というのも、オチがないことへのセルフツッコミと読めばいいのでしょうか? そうとでも考えないと、何が描きたいのか理解できません。


『ピンクそらりんご』 みずしな孝之
 みずしな先生は、4コマ誌では徹底的に手を抜くことに決めたのでしょうか。それとも、一生懸命描いて、この程度なんでしょうか。


『げぇ〜むプレイ日記』 田宮まちこ
 「ムーミンパパがパパじゃない時」については、ムーミンのファンならば誰でも知っていると思います。彼は冒険家でした。彼が孤児院を抜け出し、幾多の冒険の旅に出たことは、原作小説のうちの1冊『ムーミンパパの思い出』に書かれています。
 「大神」HD版には興味あるなあ。


新装版 ムーミンパパの思い出 (講談社文庫)

新装版 ムーミンパパの思い出 (講談社文庫)


『あにらじっ未声優部』 渡辺和哉 土井武志 ながわえいじ
 次回最終回。せっかくネットラジオとコラボしているのですから、もっとそれを生かした展開が見たかった気がします。高校生たちが自前のネットラジオの放送を体験するとか。実際にネットラジオをやっている高校生もいるのでしょうし。


『人造人間フラン』 懸田大工
 ややネタが痛々しいのですが、それが味と言えば味になっています。


『しばいぬ子さん』 うず
 「人形劇」 目次ページの左右で狼ネタが展開している。
 「ひょいっ」 『崖っぷち天使マジカルハンナちゃん』からメイシンが登場。撃たれていますが。『しょっぴんブギ』にしばいぬ子さんが出たことへの返礼なのでしょうか。