今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2012年5月号の感想


リコーダーとランドセル』 東屋めめ
 これでもかというほどに定型化したネタのあるこの作品。人間関係がかなり安定しているだけに、なんとか展開の新機軸を打ち出す場面がないと、長期に看板を背負うには、パワー不足が懸念されます。


『うちの姉様』 野広実由
 意外にも、礼儀正しく終わった花見。 


『はるまち・ダンス』 佐藤両々
 「良かったね?」 定石をはずして、トメちゃんとさっちんは別クラスに。
 1年にいる日野さんは、生徒会長、日野光理(ヒノヒカリ、コメの品種)の妹か。イチゴの品種なら日野滴(ひのしずく)という名前でしょうか。福岡さんは、あまおさん?
 ぶっつけ本番のスピーチは素敵。
 『天使のお仕事』から、レギュラーキャラクター続々。奈緒さんの娘、佐保姫さん。保険医、緋衣子さん。緋衣子さん、いい女になったなあ。


『ピンクそらりんご』 みずしな孝之
 猫好きキャラとの恋愛関係とかで住民が増えるパターンかな。今のところ色気がないし(超失礼)。


『ラジ娘のひみつ』 小坂俊史
 「闘いの火ぶた」 レーティング(聴取率)の調査期間開始。プロデューサー浦本は、裏でもっと糸を引くかと思っていたら、意外と放任するタイプ。自分の私物に被害の及ばない限り。
 「ごり押しの月曜日」 ノリは『奥さん新聞いらんかね』(『とびだせ!!漂流家族』単行本に収録)。
 「エレジーの月曜日」 この音楽会社も、無駄なCDで事業を傾けるタイプ。「マネージャー哀歌」からは、『オフィスのざしきわらし』の南さんの香りがします。
 「引っ張りの火曜日」 最後が「シ」で、キーワードが「リバーシ」とか。オセロゲームがプレゼントされます。
 「まちぼうけの火曜日」 『サイダースファンクラブ』では、ラジオゲストに呼ばれる方が多かったわけですが、ラジオに呼ぶ側の大チョンボというのも、胃が痛いものですね。
 「やりくりの水曜日」 プロデューサーの逆鱗に触れる。助け舟はとっくに出されていた!無断で!!
 「なりふり構わぬ木曜日」 誰も聞いたとのない開き直りで通常運転。アレとは、常人離れした強心臓ぶりでしょうか。
 「告白の金曜日」 3コマ目と4コマ目の落差が面白い。そしてこの常識はずれが、番組を救うことに。
 「あとで」 読まれずDISられるっていうのも、はがき職人には勲章…ではないか。
 「お気に入り」 主に怒っていたのは私物の関連だけ。人間の器が大きいのか、小さいのか。


『つくねちゃん+30』 ひらふ
 特別編。鍋島の国ということは、現在の佐賀。佐賀といえば、都さんの実家がある土地。祖先の住んでいた地方にタイムスリップしたようです。


『路傍のミオ』 小池恵子
 占い師なんて、言っていることは全て印象論と出任せなんですから、単純に話芸ですよね。
 話芸の修業の道は厳しく。


『つまもの』 穂月想多
 しかし、この妻、この体の大きさで、通常のオムライスを完食できるとしたら、それこそ謎生物ですね。質量保存の法則的な意味で。


『アバタもミロクさん』 志野ぱっぱか
 『第9地区』地上波放映で大人気のキャットフード。


『おかんとみっぴー』 るうの
 「大学デビュー」 よく分かりますね。高校の校則からの解放と、自分らしさの発見。


『ランスカ!』 中島沙穂子
 関谷さん、フルマラソンを完走して、松風に告白! しかしなぜかすれちがい、通常ランニングモードへ。脱力。


『あにらじっ未声優部』 渡邉和哉 土井武志 ながわえいじ
 収録場面になってしまうと、キャラの個性がいまいちはっきりしなくなります。日常モードで、もっと極端なメリハリがあってもよかったのかもしれません。