今月のまんがくらぶ
まんがくらぶ2012年2月号の感想
『有閑みわさん』 たかの宗美
年始の客を追い帰したいのか、もてなしたいのか、なんとも「読み」に困る作品。
『ゆるめいつ』 saxyun
「発掘」 4人とも、3年前からすでに浪人生、しかも3年前で飲酒OKな年齢だとは。人生のホラー。
『ひよわーるど』 橘紫夕
ケーキバイキング。ぽっちゃりさんの皿と、ひょろひょろさんの皿、誰もが納得のコントラスト。
『せんせいになれません』 小坂俊史
「海辺からの帰還」 非日常→日常へ。久しぶりに海のシーン。初期のころは、ときどき海が出てきていました。海辺の町が舞台なんですね。
「丸餅でよかったな」 丸餅文化圏。2コマ目と4コマ目の2段落ち。
「女の子ですから」 ニキビなのは知ってほしいけど、ニキビを直接見られるのはいや、ということでしょうか。「よくわからん」がリズムに。
「あのヒントでよくもまあ」 目撃者は東くん。東くんは池田先生と相性がいいですからね。的両歯科は、マトリョーシカ。
「未練たらたら」 3コマ目と4コマ目の2段落ち。3コマ目まででも十分に面白い。
「ボールの方がいいです」 枝を避けると、遠回りになるんですね。
「挫折の思い出」 私が小学校の時の裁縫演習は、『裁縫用具入れ』作りでした。一応使い道はあったものの、裁縫の授業が終われば全く用無しに。
「押さえつけろ!! 桃山」 足が、大河原邦男っぽいバランスに。小坂先生、今度ガンダムを描くときの足の描き方は、こんな感じで。
「いつか使う日が」 東くん、原田くん、渡田くん。渡田君はレアキャラか。「教えます」が、「教わった方が」の伏線に。
『2コマ堂』
優秀賞と入賞の3作品、すべて個性と傾向、アプローチが違うのが、深いなあと思います
『田中さんちの白米ちゃん』 池尻エリクソン
メインディッシュ争奪、センター試験。
しかし、受験メンバーが、シーチキン、みかん、玉露、梅干し、大学いも、米と、粗食一直線。なんだか悲しくなる食卓の予感。