先月のまんがタイムオリジナル

 まんがタイムオリジナル2010年9月号の感想


『球場のシンデレラ』 小坂俊史
 「微妙なおとしごろ」 孤独な高校生活、ときに針のむしろのプロ生活、作者は児玉さんを甘やかしません。スタート地点は厳しいもの。4コマ目は寮の食堂なのかな。
 「色まで同じかよ」 高校野球にしては、おしゃれなユニホーム。Mは三日月のM。
 「これぞプロ仕込み」 小坂先生は、可愛い女子高生も、可愛くない女子高生も描けますが、これは可愛くない女子高生。顔じゃなくて、態度や目つきが。
 「おばさんってやーねー」 メルヘンズはまだ2勝なのか。児玉さん初勝利というわけでもなさそうだから、児玉さんで2勝しているのかな。そうすると早乙女さんはいまだ勝利なしか。意外。
 「小物vs大物」 まさにタイトル通り。売りたいよなあ30万部。高校三年生だから、ペンネームが高三なのか。小坂先生が、高校二年生のときに、高二というペンネームで漫画賞に応募した故事にならっているわけですね。
 「サプライズゲスト」 ユニホームも同じだし、応援練習にはいいのかも。贅沢ですが。弱小野球部の応援練習に大勢集まるなんて、いいところもあるんだな、三日月学園。
 「君に届け」 攻撃中のチームの選手にアンパイヤを任せてしまう相手チームの、なんという懐の深さ。
 「謎のライトマン現る」 外野の守備はダメか。ソフトボールの授業では、どこを守るつもりだったんだろう。
 「ヒーローになる時」 サヨナラのチャンスで、ピッチャーに代打を出さず。児玉さんバッティングはいいようです。
 「歓喜のいけにえ」 メルヘンズ3勝目。ライトの守備に回っていたから、勝利投手は児玉さんではないのかな。でもまあ殊勲者ですが。
 「硬球のおそろしさ」 3コマ目までは、小坂漫画らしからぬハッピーエンド。4コマ目でドスンと落ちますが。


『時間がない!!』 王嶋環
 この漫画には、ウェブ会社のハードワークと、由良と松下の進展しない恋模様という、2つの柱があるわけですが、このところ仕事のほうも無風、恋模様も進展なしと、停滞状況が続いてきました。その状況を打破するため、春日新というキャラが投入されたのですが、今月の段階では、まだ準備期間中といったところ。
 そんな状況のなか、社長が短納期の大仕事を用意。仕事の面から物語を動かそうと、作者がいよいよ外堀を埋めてきました。


『そこぬけRPG』 佐藤両々
 タイトルバックはリンリンか。
 全身タイツと女装コスプレ、すごいイベント。と思っていたら、社長のリサイタルまで始まって、本当にこれは販売促進効果があるのか、心配になってきます。


『お茶の間クエスト』 まがりひろあき
 ハドソンの名人が任天堂のゲームをクリア。やってるゲームが「高橋名人の冒険島」でなくてよかった。ややこしいことになりそうなので。


『ひよりすと』 魔神ぐり子
 「予備の物を」 通販で低温ローソクを買う女子中学生はイヤだ。


『アトリエZOOへようこそ!』 よしむらなつき
 長崎県ご当地4コマとして貴重。なかなかご当地4コマも少ないですし。
 精霊船は、↓こんな感じらしいです。



『マチルダ! −異文化交流記−』 茶崎白湯
 オタクなママの漫画の次は、オタクな友達の漫画でした。まさに異文化交流記。