今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2009年3月号の感想


『がんばれ!メメ子ちゃん』 むんこ
 タイトルバック : 2人と1匹の夕食に、トンカツ弁当とジャンボメンチとサンドイッチとエビサンド?とゴーヤチャンプルーとサラダとポテ丸とコンポタ雑炊!とカップみそ汁トマト味! 食べすぎです。
 「恋人未満」 泉さんが、突っ込まれる側に回るのは珍しいです。
 「手を握っ」 タイトルに笑いました。
 無理な注文を受けてしまうメメ子ちゃん。社会人をやっていると、そんなこともあります。
 「はじめてのお泊り」 3コマ目と4コマ目の間が、タイトルバックですね。
 「若者の判断に」 シンクロする「ま、たまにはいいか」が、味わい深いです。
 「あたたかい風にのって」 春が来る。いいですね。


リコーダーとランドセル』 東屋めめ
 あつしとあつみと沙夜ちゃんのバレンタイン。
 3本目、エプロンが性格を表しているようです。フリフリデコラティブな沙夜ちゃんと、実用性重視のあつみちゃん。
 あつし君の友達も、基本イケメン揃いですね。
 沙夜ちゃんの勘違いネタが、芸術の域にまで達していますね。傑作です。


幼獣マメシバ』 青木光恵 永森裕二
 『ネコナデ』に続く、映画とTVドラマとのメディアミックス作品。
 映画版とは、多少設定が異なるようです。主人公の無職男の年齢が、映画版では35歳、漫画版では30歳。映画版では、もうニートとも呼ばれなくなる年齢ですが、漫画版は、多少やり直しがきく年齢ですね。
 母の手紙も、映画版は「私を探しなさい」、漫画版は「探さないで下さい」。青木光恵先生によるアレンジがされている、ということでしょうか。母のキャラクター付けは、もう少し必要かなと思いました。
 『ネコナデ』に比べると、先の展開が読めないので、楽しみです。


『うちの姉様』 野広実由
 バレンタインに、イチゴのチョコフォンデュを乗せて、ロールケーキをデコレーションする、るるちゃん。小学1年生とは思えないセンスの良さです。
 フランスあげパンのチョコフォンデュを作って、足にはさむ姉様。大学生とは思えない奔放さです。


『こうかふこうか』 佐藤両々
 いろいろ複雑なバレンタイン。
 「巻き込み」「嘘」 暴走自爆する亀ちゃん。


『ベルとふたりで』 伊藤黒介
 いろいろ複雑なバレンタイン。
 7歳にしては、ませているなあ。


ナチュラル×バイオレンス』 かのか
 ゲスト。安定した面白さ。ネタのバリエーションが決まってくるので、連載よりは、ゲスト作に向いた内容かな。


シュレディンガーの妻は元気か』 中島沙帆子
 「少年のギモン」 節分で実験。ませているのか、子供っぽいのか、分からない子供ですね。
 「守備範囲」「管轄外」 予算と時間が許すなら、こころゆくまで実験したい。理系人間のサガですね。
 「A41枚分」 空気の含有率の測定方法から検討しなければ!


やまいだれ』 小坂俊史
 「6人の病める村民」 裁判員かと思いきや。タイトルは、『十二人の怒れる男』のパロディですね。
 「買ってもらえませんでした」 1コマ目と4コマ目が、ソフトな下ネタ。4コマ目、答えを予測していたようですね。
 「屋上で飲むつもりだったのに」 意外でキレのある落ち。
 「風邪のほうもなおりません」 唯一のバレンタインネタなのに、ひどいオチ、ひどいタイトル。実に小坂先生らしいです。
 「海辺の女」 恋人断ちよりも、モノレール断ち。ひどい男。悲運の女。2コマ目、3コマ目はドラマチックなのに。一気に冷める4コマ目。
 「40分で先生ダウン」 ナルシストネタその1。いまどきVHSのビデオテープに録画できるカメラって、あるのかなあ。
 「ほっといたろか」 ナルシストネタその2。なかなか報われないヒカル先生。治療が順調な時は、患者に悩まされます。
 「流しのそこつもの」 モコモコのナースも可愛いです。いつもの患者の男は、面倒見がいいですね。意外と爽やかで、いい男。これを機に、付き合っちゃえばいいのに。
 「無人の無期判決」 シビアな一本。裁判員も、なかなか集めるのは難しいでしょうね。


『ほんわかぱっぱ』 古川紀子
 タイトルバック : 少女時代のわかばさんでしょうか。楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
 「転じて福となす」 鬼の面をかぶりながら豆まき。ちょっと変わっています。
 「湯たんぽ」 暖かい一本。
 「知恵ぶくろ」 と思ったら、したたかな一本。売れるのかなあ。


『ゆなさなニッキ』 小笠原朋子
 ゆなとさなが男の子だったら、やっぱりステキ男子になりそうです。にぶい宇宙くんよりも、ずっと。


『モトリョ。』 幌倉さと
 節分。浩樹の家では、落花生を撒きます。色紙で箱作り、モトリョのぶんまで。器用ですね。
 安定して面白いです。モトリョも浩樹も可愛いなあ。


『エコエコパンドラ』 山田玲司
 デンマークのサムソ島の人口ですが、漫画では13万人となっていますが、ネットの情報では4300人らしいです。こちら。こういう情報漫画では、情報の正確性が求められます。また、データの引用元も、具体的に示すべきでしょう。そういった意味でも残念な漫画でした。
 エコビジネスには、まず大規模な設備投資が必要です。サムソ島の場合にも、膨大な投資がされています。しかし、現状では、投資の回収は難しく、補助金などに頼らざるを得ません。この状況から脱却できるかが、エコビジネスのカギとなりそうです。
 温暖化については、人類は、地球上の経済的に採掘できる化石燃料を、すべて掘りつくし、燃やしつくすまで、文明の歩みを止めないでしょう。CO2の排出スピードの調節はできるけれど、CO2の総排出量は、結局は化石燃料の埋蔵量次第という気がしています。経済的に採掘できる化石燃料が無くなったら、好むと好まざるとに関わらず、人類の文明は、転換を迎えることとなりそうです。核の拡散の問題も含めて。


『さかな&ねこ』 森井ケンシロウ
 「さかねこファンタジーゲームブック」 どうやっても6番に行けません。
 「エンディング」 別の漫画は、『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』のソードマスターヤマトですね。



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