今月のまんがくらぶ
まんがくらぶ2008年9月号の感想。
表紙:夏の食べものシリーズ。『せんせいになれません』の河田、池田も登場。ビールはいいけれど、サンダル履きだよ、こいつら。校内飲酒ですか。
『うちは寿』 小池恵子
ドライアイスマシーンの話。ドライアイスマシーンは見たことがありません。とても楽しそうです。
『せんせいになれません』 小坂俊史
小坂先生いわく、1年間でも、最もネタだしに苦労するという夏休みの話。今回も乗り切りました。
「若さゆえ」 河田は、前にも金髪にしたことがありましたよね。
「感動した!!」 友情。怠惰。勝利。すばらしい。これで2回戦は、あっさり負けたりするんだろうなあ。
「子供には早かったか」 河田の冷や汗が増えていくのが面白いです。
「慣れないことするもんじゃないね」 ストーリー性の高い1本。
「高原から公園へ」 楽しそうな1本。ジャガイモは炒めないで、煮込む派ですか。
「いわくつき」 だまされやすい和泉さん。噂を聞いたら、父兄が黙ってないような。
「噂の出所:花束」 この作品で、午前3時が描写されるのは珍しいです。
「上には上がある」 沼倉くんも人間味が増して、いいキャラクターになってきました。「残念ながら圧倒的にイエスです」 6-2の生徒は、本音で教師に接します。ワルな方向に期待する沼倉くんがかわいいです。
「本人登場か!! 桃山」 夏にふさわしい怪談話。すごいよ、桃山。
「宿題みつどもえ」 6-2男子を巻き込む群像劇。見事です。悪い子、良い子、普通の子、ですね。
『お一人様二つまで』 内田春菊
はっきり言って商業誌に掲載できる作品のレベルに達していません。商業誌は、私怨を晴らす場所ではありません。これ以上続けたいのであれば、同人誌でやって下さい。
『天使の事情』 神仙寺瑛
「そんなタイチさんが好き」 さくさくと組み上げるタイチくんがスゴい。こういうタイプは、将来、社会に出ても、上手くやっていけるのでしょう。
「説明しにくいなぁ…」 ブルーハワイってパイナップル味かと思っていましたけど、調べてみると、レモン味とオレンジ味とパイナップル味のミックスが正統(カクテルのブルーハワイのレシピ)で、ソーダ味のもあるようですね。
『おたやん』 古川紀子
ハムスターの世話をしているふくみちゃんも、見たかったなあ。
『うたうめ』 安田弘之
「メガネとイメージ」 メガネ漫画。文豪、菊池寛か〜。
「エコ住宅」 本当にエコだ。ウタダちゃん、やるなー。
『シローとシロ』 さとるサブレ
「デビュー未満」 『キミとボクの∞』の南雲くんに喧嘩を売ってるような1本。
『かよちゃんの荷物』 雁須磨子
アニメかっこいい。
『おのぼり物語』 カラスヤサトシ
最終回。アンチクライマックス。
パキケファロサウルスは、頭突き恐竜ですね。
『ゆるめいつ』 saxyun
「頭」 小学生の算数ドリルに苦戦する浪人生。まずいだろう。
「空」 百匹ぐらい。羽根。大虐殺。
『むかっぱさん』 田中走太郎
かっぱ漫画。かわいい感じと、気持ち悪い感じと、むかつく感じと、けなげな感じが、ミックスされています。
『ネコナデ』 KUJIRA
猫漫画なのに、猫が全く可愛くないのは、論外だと思います。猫の魅力で、人生を考え直す話のはずなのに、猫の魅力が全然感じられません。
『ぼのぼの』 いがらしみきお
ぼのぼのを助けるために、トドを食べてしまったオリちゃん。
ぼのぼのの世界で、言葉を話す動物が、他の動物に食べられてしまったのは、はじめてかも知れません。
『きじい君としいさん』 大城さとし
全体に、ちょっとネタが緩すぎる気がします。
『ノンストップおヨメ道』 柘植文
競馬は花嫁修業にならないような。案の定、前進は1おヨメートルのみ。わなわな。
次号予告:藤島じゅん先生の読みきりは、次号のまんがくらぶに掲載です。
総評:『お一人様二つまで』に8ページ、『マーメイドブルース』に8ページ、『ネコナデ』に16ページと、つまらない漫画、くだらない漫画ほど、多くのページ数を与えるという編集方針は、改めたほうがよいと思います。