今月のまんがタイムオリジナル


まんがタイムオリジナル2008年4月号の感想


表紙:山下ナース、そのテの服は年齢制限があるっスから…(by ゲボキュー)


ラディカル・ホスピタル』 ひらのあゆ
 お医者さんも大変ですね。どの道も、人生は楽じゃないです。


『幼稚の園』 小坂俊史
 お弁当の話。
 「はしをくわえるその仕草も」 ルルちゃんの持っているカップ麺、カップにゅうめんです。ネット検索してみたら、実際に存在するようです、カップにゅうめん。フリーズドライなんだって。
 「親の機嫌が悪くてね」「給料日前痛恨の贅沢」 タイトルもオチになっています。
 「週に3日は使ってます」 幼稚園児は、そんなことは気にしないと思います。
 「マネーゲームのはじまり」 500円あれば、幼稚園児からなら、相当買収できそうです。
 「午後もがんばってね」 今回のベスト。キレのあるオチが最高です。
 「成長を喜ぶ母心」 ルルちゃんが食べているカロリーバランス。『ひがわり娘』の4巻、「ササキさん冬眠します」で、笹木まみが主食にしていたのが、このカロリーバランスです。
 「昭和のかおり」 その笹木まみが登場。


らいか・デイズ』 むんこ
 連載再開早々、いきなり新たな人間関係が明らかに。蒔奈、紺太、「子馬の家」の先生、3人の運命は、どのように交錯するのでしょうか。


「タマさん」 森ゆきなつ
 タイトルバック:森ゆきなつ先生のブログに、ポスターの完全版が載っています。
 不良のスタイルが、見事なほどに80年代です。でも、最後のツッパリだけは70年代テイスト。思春鬼のハートがギザギザなのが細かいです。発情鬼、エロ漫画だったら大活躍だったのに。


『ヤング松島喜久治』 ふじのはるか
 オチもなく、ストーリーが進展するでもなく、登場人物がしゃべっているだけ。そういった4コマを、「だべり4コマ」と呼びたいと思います。この作品も、やや「だべり4コマ」の傾向があります。
 感心するのは、『ラディカル・ホスピタル』です。設定的に「だべり4コマ」になりやすい作品なのですが、巧みな視点の変化、圧倒的な情報量で、そうなることを避けています。


『ももこんteacher』 浦地コナツ
 普通のとんこつラーメンでこれでは、「二郎」とかにいったら大変でしょう。


『L16』 東屋めめ
 90年代なんて、ついこの間のような気がしますが、16歳の少女にとっては、はるかな昔なのですね。


恋愛ラボ』 宮原ゆり
 ゲスト。この作品の連載は、きちんと読んでいなかったのですが、中学校が舞台なんですね。恋愛レッスンの話なので、今まで高校が舞台だと思っていました。
 口の中は、笑いました。


『開運貴婦人 マダム・パープル』 安東友子
 「なんだこの進展」 なんだこの進展。


『でかけモン』 カラスヤサトシ
 百草園に着いたのが、午後3時半。余裕の無い取材スケジュールですね。多忙なのかな。


『本日休診』 桂武英 及川こうじ
 この話に18ページもいりません。救急搬送先の医師に連絡がついていて、開業医が付き添うのなら、救急車を呼ばなくても、タクシーだって時間は変わらないと思います。


『そこぬけRPG』 佐藤両々
 磯野時空じゃないの? カナさんも年をとるの? 永遠の38歳でいいのに。10年も連載が続いたら、とんでもないことに。
 カナさん血涙。その気持ちはわかります。『おじゃる丸』のうすいさちよも、永遠の28歳独身でうらやましいくらいです。
 おじ様RPG、そういえば、DQ4の3章にやたら思い入れのある人は多そうです。
 今月は、カナさんの表情が豊かで面白かったですね。


『うっちゃれ乙女組』 岡田がる
 前述の「だべり4コマ」とは、こういう漫画のことを言います。


『毎週火曜はチューズデイ!』 OYSTER
 どんなシチュエーションでも最初はチューっす!!
 ハンバーガー話、傑作! でも中のハンバーグだけ食べるのも、なぜか、あまり幸せじゃない気がします。
 子ネコのうちに友達になっておこう作戦…大失敗! こうやって狩りのやり方を覚えるんじゃあ…大正解!


『スーパーOL バカ女の祭典』 山田まりお
 自販機を壊すレイ子さん、映画『デジモンアドベンチャー』のアグモンのようです。分かる人は少ないか。細田守監督の作品です。DVDは↓
 里美浩太朗、似てねー!


『花咲だより』 高原けんじ
 相変わらす面白いです。単行本が出るといいなあ。