今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2012年8月号の感想


リコーダーとランドセル』 東屋めめ
 小林→沙夜ルートが完全に開通。勘違いから生まれた、報われない片思いになりそうです。


『路傍のミオ』 小池恵子
 占いのスタイルもなんとか確立。人の背中を押す意味も分かってきて、まずはここまでで導入部はひと段落でしょう。きれいな序盤でした。これからは、ストーリー的にも、占い師的にも、発展期に入っていくものと思われます。


『はるまち・ダンス』 佐藤両々
 制汗剤の話。政官財の話ではなく。都窪先生は、『天使のお仕事』の師長の息子。須波先生は、『しょっぴんブギ』の須波郁ちゃんの関係者か。


『まちこう』 浦池コナツ
 登場人物紹介。みんな金属。アルミ、銅、金、スズ、クロム、銀。運転手さんの名前が読めず。錆ヶ谷さん?


『ラジ娘のひみつ』 小坂俊史
 「痛恨の10秒遅れ」 リスナーの間では、謎の放送事故として語り継がれそう。
 「愛あるものと愛なきもの」 ディレクターの菊野さんは、顔からし中日ファンかと思っていたのですが(月刊フリップ的連想)。マネージャーの佐保さんの顔が、3コマとも完全無表情なのがリズムになっています。
 「開始前にスリーアウト」 ときどき、菊野=月刊フリップ編集長、佐保=浦辺、あいり=望月ももに見えることがあります。
 「これでカットなしで」 珍しく仕事をするプロデューサーや構成作家。鉄火場の雰囲気が伝わってきます。
 「もうおまえ黙ってろ」 デスブログならぬデストーク
 「流されつぶされ」 やべえ、エラー、やべえ、エラーのリズム。4コマ目からは「コノウラミハラサデオクベキカ」という声が聞こえてきます。
 「ドリンクもお願いします」 2コマ目と4コマ目のカリカリがリズム。
 「毎日イヤな汗握ってんだよ」 野球観戦にもリボンスタイル。ベアーズ側のベンチということは、ディレクターから切符をもらったのか。
 「ハラハラいっぱい生放送」 生で野球見に行って、両方のアンチになる人も珍しい。
 「ネガティブに屈す」 ピジョンズ、弱そうなチームである。
 「目が肥えちゃって」 野球中継のゲストに。芸は身を助く。オンエアモードのあいりさんだ。


『ピンクそらりんご』 みずしな孝之
 モブキャラのデザインが化け物すぎます。
 鬱蒼:樹木が茂ってあたりが薄暗いさま。建物には使わない言葉なのでは。
 1月4ページで何もかもを描写しろとはいいませんが、第6話にもなって、空林檎館の個室の中がどうなっているのか、とか、先住人はどうしたのか、とか、描いていないことがあまりにも多すぎです。下らない悪ふざけをする前に、物語の基礎を作ってください。


『さかな&ねこ』 森井ケンシロウ
 「ダイエット」 わざわざファミレスで断食しなくても。
 「ライブ」 ベースがレフティーで、キーボードがたくわん眉毛で、顧問がメガネで、新入部員がツインテール。狙いすぎ。


『S・Aで会いましょう』 胡桃ちの
 生きていない設定に絡めて物語を組まれても興味は湧きません。


『みもりロックオン』 みずなともみ
 40km歩いて、テント張って、夕食作って、ではガン寝もやむなし。


『つまもの』 穂月想多
 最終回。何も解決しない投げっぱなしながら、最後のコマで妻が顔を赤らめているのは、愛情のしるしか。


『お茶の間探偵なぎさ』 中島沙穂子
 2時間ドラマには詳しくないもので。カフェ探偵という設定で、日常の謎に行かず、2時間ドラマ方面に進むのは珍しいかも。解いた謎は日常の謎でしたが。