はたらく人々2007

 人生初コミケで、同人誌『はたらく人々2007』をゲット。早速紹介しようと思います。
 この同人誌は、とらのあなメロンブックスで12月30日から委託販売されるようです。藤島じゅん先生のホームページ『しろくろ雑技団』もご参照ください。


 執筆者は、こいずみまり小坂俊史、こむらなるなり、佐藤両々施川ユウキ重野なおきたかまつやよい富永ゆかり猫田リコ日高トモキチピョコタン藤島じゅん北条晶みずしな孝之、むんこ、るかぽん若尾はるか(敬称略)の17人。ありえない豪華メンバーです。



『続・商業誌には描けない!本当にあった以下略』こいずみまり
 宗教ネタは商業誌では描けません。お経と賛美歌の歌合戦!面白いような、怖いような、はた迷惑なような。


『花を売る人』小坂俊史
 「漫画家は花屋に似てるんじゃないかとふと思った」
 女性漫画家を主人公にした4コマ。ふたりごと自由帳の雰囲気に近いけれど、より小坂先生の本音がのぞける作品。ご本人いわく「このテの恥ずかしいモノ」だそうです。


『Tシャツくん』こむらなるなり
 実話4コマ。Tシャツ屋さんが大変な仕事なのがよくわかります。


『さとうりょうりょうBLを語る』佐藤両々
 佐藤先生よりも、旦那さんのほうがBLに理解があるようで、「世の中のものは全て受と攻にわかれているウサ!! たとえば!ボールペンは攻!」などと言っています。こんなご夫婦も珍しいですね。「両々的にBLはボウズラブ」だそうです。


『みずしなたかゆきさんごめんなさい』佐藤両々
 佐藤先生と娘さんが、みずしな先生のサイン会に行ったときのレポート4コマ。みずしな先生は、佐藤先生の娘さんに「にゃんこにーちゃん」と呼ばれています。


『エッセイマンガ』施川ユウキ
 豆知識とルービックキューブについての、知的なエッセイ漫画。ネームの量が半端じゃありません。施川先生の話し相手になっている女性が誰なのか、気になります。


『シゲの拳』重野なおき
 シゲ(重野先生)が、漫画家たちと闘う劇画調バトル漫画のシリーズ。今回の敵はリョーリョー星人。日高トモキチ先生は、今回も巻き込まれます。次回の敵は、Tシャツくん。


『流されて八丈島たかまつやよい
 八丈島での生活を描く4コマ。八丈島に移住されてたんですね。知りませんでした。


『4コマの友』富永ゆかり
 北条晶先生との交友関係をつづった四コマ。11月に行われたライブドア竹書房トークイベントが、友達になるきっかけだったそうです。『はたらく人々』への参加も、その流れだとか。トークイベントには、こんな効用もあったんですね。


(タイトルなし)猫田リコ
 10ページの短編。ネタは軽いけれど、絵の描きこみはすごいです。猫田先生は、きっと絵を描くのが楽しくて仕方がないタイプの漫画家なんだと思います。


『ようちな僕ら』日高トモキチ
 漫画家大集合のシュールな学園漫画。小坂先生がオチ担当です。


『テキサスホールデムピョコタン
 シュールなコント漫画かと思っていたら、ドキュメントでしたか。


『それいけ!まりも君』藤島じゅん
 まりも君(重野先生)の上京を描く4コマ。ネタ提供はH文社のM松さん。


『つれづれ4コマまんが』北条晶
 編集者や富永先生との交友をつづった4コマ。この本に描くために、T書房の締め切りを延ばしてもらったそうです。


ゆとりちゃんみずしな孝之
 シュールな漫画。とても面白いです。個人的には、今年読んだみずしな先生の漫画のなかで、ベストだと思います。


『ダンナと俺と』むんこ
 家庭生活を描いた4コマ。しみじみします。『だんなぼん』シリーズも商業出版されないかなあ。


『育児トラブルまんが』るかぽん
 娘さんの結核感染を描いた4コマ。発病はせず、予防薬を飲むだけで済んで、よかったですね。でも、赤ちゃんに毎日飲ませる薬が粉薬では、困ってしまいますね。なにか工夫はできないのでしょうか。


『コアラの描いた日常の話』若尾はるか
 オカルト系な漫画。あまりオカルトには興味がありません。