まんがライフオリジナル2018年10月号
まんがライフオリジナル2018年10月号の感想
『リコーダーとランドセル』 東屋めめ
なつみ姉の(吐血)と(棒)。
『鬼桐さんの洗濯』 ふかさくえみ
読み応えがあるので増ページだったのかな、と思ったら通常の6ページ。情報量の密度と読み心地の軽さが両立している。
『新婚よそじのメシ事情』 小坂俊史
『みっちゃんとアルバート』 森長あやみ
「手洗いモード」 ロボットの手洗いというややこしさ。しかし、今回の最大の仕掛けは、「手洗いモード」のオチのあと、次ページの単行本の広告でも、漫画のオチが「手洗いモード」となっていること。
『とーこん家族』 よしもとあきこ
「本物」 とくれせんたぼーび
まんがライフ2018年11月号
まんがライフ2018年11月号の感想
『スパロウズホテル』 山東ユカ
「佐藤さんの特技」 このレベルの人たちの、このレベルの取り込み中に、平然と割り込める塩川さんは、やはり只者でない。
まんがくらぶ2018年11月号
『高尾の天狗と脱・ハイヒール』 氷堂リョージ
正直なところ、連載開始時には高尾山登山だけでネタが持つのか心配でしたが、ノリコのように一歩ずつ進み、気がつけば遠いところまで到達していました。
最後のタイトルが「高尾の天狗と脱・ハイヒール」なのも格好いい。行って戻ってくるのも登山ですね。
『父とヒゲゴリラと私』 小池定路
総一と晃二の結婚時期をずらしたバージョンも読んでみたかったです。
3人⇒ 3人という直接的な同居家族の組み換えのほかに、3人⇒ 2人⇒ 3人、3人⇒ 4人⇒ 3人、3人⇒ 5人⇒ 3人と人数が変化していくパターンも考えられて、それぞれに面白そう。
『死神見習!オツカレちゃん』 コハラモトシ
スナァ。崩スナァ。
『ひなたと三笠』 ふじた渚佐
前後の細かいことをある程度省略できるというのは、4コマ漫画のフォーマットならではの特徴。その特徴に、ストーリー漫画をねじ込むという新しいスタイル。この手があったか。いきなり核心だものなあ。
『いぬぼの』 いがらしみきお
擬人化の擬犬化が、きちんと成立している。
『イタリアが遠すぎる』 宮成樂
宮成先生の母上は、宮成先生が幼少のころ、ミカンとリンゴを逆に教えて、いつ自分で気がつくかを見守っていたという人物。正解にたどり着いたときには「よくぞ気づいた!」と言い放ったとのこと。
その人物をして「何をしでかすかわからん」と言わしめる妹との旅は、おそらく紀行漫画の閾を超えるはず。読みたい。
まんがタウン2018年11月号
『私の好きな鉄道旅行』 小坂俊史
小坂先生初の双葉社でのゲスト。ぶんか社のときもそうでしたが、連載のない出版社からお呼びがかかる場合、地味系エッセイの依頼が多いような。
エッセイであっても、それぞれの4コマにタイプの違うオチを用意しているあたりは、いつもの小坂先生のスタイル。
1本目 無人駅のいいところ⇒ 人がいない、何をする⇒ 何もしない、という振りがあるので、漫画にしにくいというオチにも納得感が増します。
2本目 さまざまな無人駅の魅力を、詩情を交えて徐々にディープに紹介しておいて、最後に紹介するのはライトな魅力。肩の力を抜いて楽しめるんですよ、というアピールにも。
3本目 コミティアの同人誌にも描かれたエピソード。日常と非日常というものがあるとして、この駅の場合、どちらが日常的で、どちらが非日常的なのか。
4本目 これまでのQ&Aにおいて、1本目では姿勢を変えずに、4本目の3コマ目まではキャラとセリフの位置を変えずに答えてきたので、最後の問いに見つめ返すというギャップが生きるかたち。
まんがタイム2018年11月号
まんがタイム2018年11月号の感想
『茨城ってどこにあるんですか?』 真枝アキ
好感度のカタマリのようなキャラだ。
『銭湯の女神様』 えのきづ
合唱テーマだけだと堅苦しいし、銭湯テーマだけだと軸が生まれにくいし、ダブルテーマゆえに成立した肩の力が抜けたエンターテインメントですね。
『となりのレトロガール』 小坂俊史
「100万円で足りるかなあ」 1986年のがんばるぞい。まんがタイムだけにタイムマシン。そういうことか、このテーマ。
「はるかなスタート地点」 採用担当者の年代だと、知識があるから世代間ギャップを感じるけれど、バイトの現場では世代間ギャップだと認識されず、単に変な人だと思われるかも。
「絶対何かウラがある」 まんが喫茶の増加とは無関係でしょうが、かつては普通だった漫画棚のある飲食店が相当に減少している気がします。大手チェーン店が、漫画の単行本を置かない方針だからかな。
「高齢化問題」 32年前からある喫茶たいむ。37年前からあるまんがタイム。
「爪痕の残しよう」 店の歴史に残るバイト。彼女に歴史を変えさせるのは危険だ。
「太く生きようぜ」 喫茶店のマスターを32年以上続けるというのも、考えてみれば覚悟を決めた人生だ。
「バレてましたか」 私がどういう人物であるかがバレるのは、2018年ではなく1986年であった。
「8万2千円」 消息を絶ったことの衝撃が、給料が未払いであることの衝撃によって完全に打ち消される。
「安い女じゃなくってよ」 自分の歴史(バイト先)を変える。
「マスター…」 時代に流されずオールドスタイルの喫茶店を維持するために、あえて時代におもねる。ただし、その流行のピークはすでに去っていることに気づいてはいない。
「いつか王子様が…」 『月刊フリップ編集日誌』に登場したマッドサイエンティストは、2コマ目の2人を混ぜたようなルックスでした。
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『神シェフ☆エンタ』 胡桃ちの
作者のストレス解消のために、マウントを取る相手として登場しているキャラでは?という疑惑がいまひとつ拭いきれない。
まんがタイムオリジナル2018年4月号
まんがタイムオリジナル2018年5月号の感想
『ゆとりの町長』 小坂俊史
「反論はしないが」 バリバリの職歴がありそうな47歳主婦のこれまでが気になる。
「思いきりすぎだ」 この時点のかなめは「思いきったこと」をまだ計画していない。
「かすかに高み」 ここで100点とか言ってしまう人よりは、42点としか言えない人の方が信頼できる気がする。若干。
「圧倒的不支持」 「安心しろ親父」というのが、伏線だったわけですね。
「存在感」 心せよ。町長がかなめを忘れているならば、かなめもまた町長を忘れているのだ(こういう展開多いですね)。
「あと暗算でやれ」 仕事において、1日を24時間で計算しだすとかなりヤバいです。「納期まであと1日。でも24時間あるから、8時間×3日で実質3日分の作業が可能だ。」不可能だ。帰って寝ろ。
「地縛霊」 地域密着型ではある。
「どうして」 網を仕掛け。
「期待以上だ」 エサを撒く。
「主人公かよ」 かなめの罠だ。
「主人公の深刻な脇役化」 天下三分の計。
まんがライフMOMO 2018年4月号
まんがライフMOMO 2018年5月号の感想
『博多女子は鬼神のごとく気が強か!?』 山東ユカ
博多ラーメンは、複数の寸胴を使わないとスープの味が安定しないため、客足が落ちるとスープを管理して質を維持していくことが難しいらしいですね。だから、個人店だと、客が減り始めると坂道を転げ落ちるように閉店に至ることが多い。チェーン店のシェアが高い東京だと、個人店の参入は、よほどの腕がないとリスクが高くなります。
『ちぃちゃんのおしながき 繁盛記』 大井昌和
ガンバだ。
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